SNSマーケティングを行う企業が増えていますが、どのようにすれば成功できるのでしょうか。投稿がよくないと批判が殺到するなど炎上することもあります。成功事例だけでなく失敗事例もご紹介しますので、自社にあったマーケティング方法で成功させましょう!

SNSマーケティングにおける失敗の定義

ワー数が増えないことで、ユーザーを集客できないことを失敗と考えます。

インターネットが普及し、多くの人がスマホを持ち情報を収集している現代において、SNSはマーケティングに欠かせないツールです。ただ投稿をしたところで、競合他社との差別化は図れません。ユーザーにとって、この商品でなければ、このブランドに信頼がおけるなど、特別な存在になることが重要とされてきています。

SNSアカウントを運用し良質な投稿を続けるためには時間、人材そして戦略も必要です。これらを費やしてもSNSマーケティングに失敗した場合には、赤字になることもありえるのです。

▼SNSマーケティングについて詳しくはこちら:SNSマーケティングとは?目的に応じた手法やポイントをご紹介 – SMS送信サービス「KDDIメッセージキャスト

運用段階での失敗要因とそこから得られるヒント

ターゲットがあいまい

商品やサービスを販売したい、知ってもらいたいと思っていても、その商品に合わない層に向かって発信していてはSNSマーケティングとしては失敗になります。どのような相手に知ってもらいたいのか、まずはターゲットを明確にしましょう。ターゲットが確定されれば、投稿内容も変わってきます。

ターゲットを明確にするためには、ペルソナを作ることが重要です。ざっくりと20代前半の女性などで終わらせてしまうこともありますが、これでは不十分です。理想の顧客像の年齢、性別、職業、収入、居住地、趣味、買い物をする場所など、できるだけ細かくカテゴライズして絞り込んでいきます。そこから人柄や、現在抱えているであろう悩み事、不満や将来における仕事や人生のゴールまで盛り込むとよいでしょう。

潜在的なニーズも掘り起こせる可能性が高いSNSでは、コミュニケーションの方法も他とは異なります。このようなペルソナをSNSマーケティング用にしっかりと用意して運用していきましょう。

プラットフォームが不適格

ソーシャルメディアという言葉を使い始めて随分経ちます。多くのソーシャルメディアが乱立し、それぞれのユーザーが合うソーシャルメディアを使っています。それぞれ特徴やユーザー層も異なってくることから、SNSマーケティングだから、とりあえず多くの人が使っているソーシャルメディアで発信しよう、と安易に考えるのはよくありません。それと同時に、複数のソーシャルメディアに、同じ内容の投稿をして露出をする、というのも考えものです。

そのソーシャルメディアに合った世界観、ユーザー層に向けた投稿をしなければ、訴求力はもちろん、ネガティブイメージを持たれてしまう可能性すらあります。ソーシャルメディアの特徴、使っている人の好みなどを把握し、どのプラットフォームが自社の商品やサービスを知ってもらうのに適しているか見極めましょう。

もちろん一つに絞る必要はありません。複数のソーシャルメディアを使うことで、より多くの人に知ってもらうこともできるでしょう。しかし、それぞれのソーシャルメディアに合う投稿をしていくことが重要です。

目的が定まっていない

何のためにSNSを使ってマーケティングを行っているのでしょうか。「今の時代、SNSで発信くらいしてないと…」と流行にのることや、「競合他社もSNS発信しているから」と目的があいまいになっていないでしょうか。

どのマーケティングにも言えることですが、目的をはっきり定めることが重要です。SNSマーケティングを行う目的は、売上を増やす、集客する、ブランディングをするなどさまざまです。売上の増加やブランディングを目的とする場合と、集客をする場合とでは投稿頻度や作成するコンテンツも異なります。

KPI(重要業績評価指標)を設定していない

ただソーシャルメディアに投稿していても、問題点が分かっていなければ改善できません。フォロワーが伸びない、と画面を見つめているだけでは、問題解決にならないのです。SNSマーケティングでは、投稿がユーザーに届いているか、どの程度の効果があるのか把握することが大切です。

投稿コンテンツ数、フォロワー数だけでなく、インプレッション数やいいね、リツイートのエンゲージメント数などKPI(重要業績評価指標)を設定しましょう。常にデータを取り、どの投稿がユーザーに届いたのか、アクションに繋がったのかを確認し、改善していきましょう。

リソースの確保

SNSマーケティングは、リソースを確保してから運用しましょう。特にすべて自社だけでSNSマーケティングを行う場合には、リソースはできるだけ確保することが重要です。小規模でも最低限の効果を得ることが目的であれば、それもよいでしょう。しかし、費用対効果を最大化することを目標とするのであれば、複数の担当者や工数を確保するなど、運用体制を整える必要があります。

通常の業務の片手間にできるほどSNSマーケティングは簡単なものではありません。コンテンツの作成、管理、スケジューリング、そして検証、改善など行うことは多岐に渡ります。「とりあえず、業務の空いた時間だけでいいからSNSも担当する」という取り組み方では失敗に繋がるでしょう。

SNSマーケティングの失敗事例

不快感を与える

自社の化粧品宣伝のために、化粧している女性と、していない女性に対しする男性の態度が異なるという内容の動画をツイッターに投稿したところ、女性から不快だという意見が殺到しました。結局、男性側からも批判がきて、女性、男性どちらにも不快な印象を与えてしまった悪い事例です。

ジェンダー問題は、昨今大きな問題になってきています。これまで嫌だと感じていながらも、それを吐き出す場を持たなかった人も、特に匿名のSNSでは本音が言いやすく、同じ意見を持った人も賛同すれば問題へと発展しやすい環境になっています。誰が見ても不快感のない投稿をするようにしましょう。

悪い評判が増える

飲食店のアカウントでは、自社の話を話題にして投稿してもらうキャンペーンを打ちました。多くの人に自社の飲食店の良さを知ってもらうことを目的としていましたが、悪い評判ばかり集まり、イメージが悪くなってしまいました。

SNSでは、たとえ嘘の投稿でも、企業側から削除することはできません。多くの人に知られている有名な企業であればあるほど、このようなキャンペーンを行った際に投稿が集まりやすいのです。まさに口コミマーケティングの失敗例といえるでしょう。効果的である反面、その内容は良いものばかりではなく、リスクがあることも理解しましょう。

メリットのない宣伝

ハッシュタグは、SNSで使われる効果的な手法で、企業名をハッシュタグにつけて投稿したユーザーのみが参加できるキャンペーンは、場合によっては効果があるでしょう。企業側はもちろん宣伝が目的ですが、参加するユーザーにとって魅力的であったり、メリットがあるものではなければ、宣伝ばかりが目的と取られ、批判が殺到することもあります。

実際に「宣伝ばかり」と取られるキャンペーンを行った企業アカウントが、批判が殺到したためにアカウントを停止した例もあります。ツイッターなどの企業アカウントでこのような失敗をしてしまうと炎上することもあります。マーケティングの失敗によって企業のイメージが悪くならないよう、企業にとっても、ユーザーにとってもWIN-WINであるようなキャンペーンを行うようにしましょう。

SNSマーケティングの成功事例もご紹介!

江崎グリコの事例

江崎グリコは、自社製品であるポッキーの売り上げを伸ばすため、ツイッターで11月11日のポッキーの日に、ポッキーの文字を入れたツイートを行いました。「24時間で一番ツイートされたブランド」としてギネス記録に挑もう!とユーザーを巻き込んだのです。

結果「ギネス記録に関われるかもしれない」と感じた多くのユーザーがこれに反応し、見事にギネス記録を達成しました。このキャンペーンを行った年は、ポッキーの商品購入率は4倍になり、売上が増えました。また、11月になると、ポッキーの日の認知度が上がった結果、売り上げも増えるようになりました。

無印良品の事例

無印良品は、ツイッターに貼ったリンクからのみ入れるタイムセールを行いました。また、「無印良品と言えば〇〇〇」と投稿すると、商品の割引が受けられるキャンペーンも行い、これらのSNSマーケティングにより売り上げが伸びました。

鳩時計をプロモーションする際も、「無印良品の鳩時計が3時をお伝えします」とFacebookで紹介したところ、大量のいいね!が押され話題になりました。メッセージひとつでイメージを変えられるよい事例と言えるでしょう。

GUの事例

若者向けの安価な服が購入できると人気のGUでは、新商品を着てハッシュタグ「#GUTL(ジーユータイムライン)」を付けて投稿することで、抽選でプレゼントが当たるキャンペーンを行いました。多くのユーザーが投稿してくれたことで、商品の宣伝に繋がりました。

また、フォロワー数が数万人いるなど影響力のあるインフルエンサーに、コーディネートをしてインスタで投稿してもらい、フォロワー数を増加することにも成功しました。

顧客獲得を狙うならSMS送信がおすすめ

顧客獲得のために、SNSやメールを使用する企業も多いですが、大量に届くことで目に留まらない、読まれないということもあります。そのような場合に効果的なのがSMS送信です。携帯電話番号に送ることができるSMS送信は、読まれやすい特徴があります。どんなに印象的なメッセージであっても、読んでもらえなければ届けることができません。新規顧客を獲得するために、SMS送信を使ってみるのもよいでしょう。

関連リンク①:

SMSはメルマガより効果的?SMSとメルマガ・LINEの違いも解説! – SMS送信サービス「KDDIメッセージキャスト」

関連リンク②:

SMS(ショートメッセージ)とSNS(ソーシャルネットワーク)の違いを解説特徴と使い分け方を紹介 – SMS送信サービス「KDDIメッセージキャスト」

法人向けSMS送信サービスなら「KDDI Message Cast」

「KDDI Message Cast」は、初期費用、月額費用ともに0円の業界最安水準の法人向けSMS送信サービスです。課金システムで、配信量に応じて単価も下がるため、たくさんのSMSを送信したいと考える企業にもぴったりでしょう。

「SMSでは短文しか送れないからマーケティングできないのでは?」と考える企業もありますが、KDDI Message Castであれば、最大660文字の長文配信も可能です。+メッセージを使えば、画像や動画も送ることができます。マーケティングツールとしてKDDI Message Castの導入もおすすめです。

まとめ

SNSマーケティングについてご紹介しました。多くの企業が導入しているSNSマーケティングですが、広告を配信したことでの失敗事例もあります。どのようなマーケティングがよいのか、失敗談から知り、自社にあったマーケティングを行いましょう。効果的に使えばSNSマーケティングは有効で、認知拡大や商品・サービスの購入といった目的を達成できるでしょう。

また、開封率が高いと言われているSMS送信を使ったマーケティングもおすすめです。

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