2022年10月6日
業種
医療
従業員数
50名
取り組み
新型コロナウイルス感染症のPCR検査結果の通知

SMS送信サービス「KDDI Message Cast」は、「PCR検査結果の連絡を医師が行っているため、医療行為以外の業務で多くの負荷がかかっている」「電話連絡では、なかなかつながらない」など、来院者との連絡手段に課題をお持ちの病院やクリニックのご担当者様にご活用いただいています。

今回は「KDDI Message Cast」を導入いただいた社会医療法人 河北医療財団 河北ファミリークリニック南阿佐谷のご担当者様に、導入のきっかけや具体的な活用方法、利用後の変化などについて伺いました。

河北ファミリークリニック南阿佐谷
事務部長 清水 晃子様

PCR検査の対応開始とともに医師の負荷が増加、医療現場のDXを推進するなかでSMS送信サービスを選定

− SMS送信サービスを導入前の課題や、導入のきっかけなどを教えてください。

新型コロナウイルス感染症流行の第5波(2021年9月末頃)以前、当院ではPCR検査を実施していませんでした。しかし、第5波の到来とともに患者さんからのご要望が高まったことを受け、当院でも対応を開始することにしました。

開始当初、患者さんにPCR検査の結果や療養上の注意を伝える手段として医師が電話での連絡を行っていました。しかしながら1件の電話連絡につき平均5〜15分ほど要するため、連絡手段の効率化が課題となっていました。
そんな時、他院にてPCR検査の結果連絡にSMSを活用していると聞き、当院でも導入検討にあたり、SMS送信サービス「KDDI Message Cast」に問い合わせ、相談しました。

− SMS送信サービス「KDDI Message Cast」をどのような場面で活用されていますか?

PCR検査を受けられた方に対し、検査結果のご連絡をするために活用しています。当院がある杉並区阿佐ヶ谷エリアは、ネパールをはじめとした外国籍の方も多く暮らしています。
日本語の通知では不自由を感じる方のことも考慮し、英語版のテンプレートも作成しました。英語での通知を希望する方には、英語版を用いて検査結果の通知をしています。

また、陽性結果となった患者さんには療養上の注意事項や、行政からの案内をまとめた資料を作成し、閲覧リンクをSMSの本文に記載して送信しています。このような工夫をしたことで日本の方だけなく、外国籍の方にも、わかりやすいご案内が実現できました。

医師の業務負担軽減のためにSMS送信サービスを導入

− SMS送信サービスへの切り替えによる効果について具体的に教えてください。

これまでPCR検査結果を電話連絡していた医師の負担が大幅に軽減できたことです。SMS送信サービスであれば、医療事務員にて対応が可能となります。事務員の業務工数の増加に伴い、事務員の人数を一時的に増やす対応を行いましたが、「KDDI Message Cast」の導入により、さらにクリニックの収益性も上がる環境・仕組みが整い、医師は本来の業務である診療に集中できるようになりました。

マニュアルを作成し、誰もが確実に使えるSMS送信サービス

− SMS送信サービス「KDDI Message Cast」の使用状況や感想について教えてください。

事務員の誰もが安心してSMSの配信対応できるようにマニュアルを作成し、体制を整備して運用しています。

また、SMSの誤配信が生じないよう、配信の前後でダブルチェックを徹底しています。特に、検査結果が陽性だった方への連絡が確実に配信されているかは、より入念にチェックしています。
また、万一の誤配信にも備えて、誰の検査結果なのか個人が特定されることがないよう、メッセージの本文中には患者さんの氏名は記載せず、診察番号の下4桁のみを記載するよう配慮しています。

−SMS送信サービス「KDDI Message Cast」はどのような病院におすすめできますか?

発熱診療、PCR検査の対応に課題を抱いている医療機関には導入をおすすめしたいです。検査結果が陽性であった場合、医師や看護師の適切なフォローはもちろんのこと、検査結果連絡や諸案内などの事務的な連絡手段としてSMS送信サービスを活用することで、業務改善が見込めると思います。

最近の導入事例

沖縄セルラー電話株式会社
「インターネット回線開通の進捗案内と工事日程の調整」をSMSで実施しオペレーターの業務負担を軽減(架電工数:約102時間/月、DMの郵送準備工数:約5時間/月 の削減に成功)

業種
通信
従業員数
302名(24年3月時点)
取り組み
インターネット開通の進捗案内を電話からSMSに切り替え、工事日程の調整にSMSでアンケートURLを送付する施策を実施。架電工数を月あたりおよそ102時間削減することに成功。

出雲市 上下水道局
水道料金の納付書を送付後、納期を過ぎても未払いのご利用者様にSMSを配信。督促状発送前に対象者の約40%の支払いが完了し送付コストや滞納整理業務の負担を軽減。

業種
公営企業
従業員数
99名(令和6年3月末時点)
取り組み
「水道料金の督促案内」の事前連絡をKDDI Message Castで実施

大阪府 福祉部福祉総務課
子ども食費支援事業の申請・商品交換申込促進のため、給付の申請及び申込未完了者へのリマインド手段の一つとしてSMSを導入し、申込数の増加に貢献。

業種
自治体
従業員数
7,814人
取り組み
給付の申請や給付物品申込未完了者へのリマインド手段の一つとしてSMSを導入。

株式会社はなまる
個別対応していた配信/管理/文面が一括運用可能となり、工数削減によるオペレーターの業務負担軽減に貢献。また、お客さまとの通電率も5%向上。

業種
自動車買取販売
従業員数
421名(2024年1月時点)
取り組み
業務端末から個別で配信していたSMSを、KDDI Message Cast for Salesforceと連携することで、Salesforce上での管理や一括配信を可能にし、業務負担の軽減と通電率を向上

株式会社ジャックス
カード付帯保険の条件変更のお知らせをDMからSMSへ切り替え、約2,560万円のコスト削減に成功

業種
金融
従業員数
連結6,065名 / 単体2,694名(2023年3月31日時点)
取り組み
カード付帯保険の条件変更のお知らせをDMからSMSへ切り替え、約2,650万円のコスト削減に成功

トヨタカローラ群馬株式会社
1回目架電の不通後にSMSを送信することで、2回目架電時の不通率が改善。今まで連絡が出来ていなかった方への確実な情報伝達が実現。

業種
自動車、コールセンター
従業員数
325名(2023年5月現在)全13店舗
取り組み
架電時不通のお客さまへSMSを送ることで不通でも確実に要件をお伝えし、2回目架電時の不通率も改善