SalesforceのAPI連携とは?外部連携や7つのAPI、ツールについて解説!
SalesforceのAPI連携は多様なツールを導入して活用範囲を広げられるメリットがある方法です。Salesforceでは主に7つのAPIが用いられています。この記事ではSalesforceのAPI連携についてご紹介します。
目次
Salesforce外部連携によるメリットは?
SalesforceはSFA/CRMとして高度な機能があるプラットフォームとして用いられています。Salesforceは外部連携の機能が優れているのが特徴で、既存のシステムと連携させることで業務効率化が可能です。外部連携によって複数のシステムを統合的に利用できるようになります。
外部連携の基本はデータの共有です。Salesforceに記録されている顧客データを、他のシステムと共有すれば同じデータに基づいてシステムを使えます。マーケティングオートメーションやAIチャットボットなどのさまざまなシステムと外部連携が可能です。営業やマーケティングだけでなく、商品開発などの他の業務のシステムとも連携できます。システムを連携するとデータの転記や移行による人的ミス防止になるメリットがあります。
Salesforce外部連携の方法はAPI以外にもある?
Salesforceを他のシステムと連携させる方法として主流なのはAPIです。実際には3つの方法があるので、それぞれの特徴を紹介します。
データによる連携
Salesforceのデータを直接連携させる方法です。それぞれのシステムで使用するデータを共通にして、データが書き込まれたときにすべてのシステムに反映されるようにする方法です。
ファイルの入出力
ファイルの入出力を介して外部連携をすることが可能です。一方のシステムからCSV形式のように汎用性のあるデータに出力して、他方のシステムに読み込ませることで連携します。リアルタイム連携はできず、人的な労力もかかる方法です。
API連携
APIは、Application Programming Interfaceを使用することで、システムを連携させることができるのが特徴です。Salesforceはさまざまな種類のシステムに対応しているため、APIで簡単に外部連携ができます。APIが存在していないシステムに連携させる場合には開発が必要になりますが、既存のAPIを使用できる場合にはすぐに連携することが可能です。APIは外部連携だけでなく、機能拡張にも使える点でよく活用されています。
7種類のAPIを解説
Salesforceが対応しているAPIにはさまざまな種類があります。ここでは代表的な7種類のAPIについてまとめました。
①SOAP API
SOAP APIはウェブ連携に広く活用されているAPIです。ウェブアプリ間でのデータ連携をシームレスにできます。XMLをメッセージ言語として用いているため、ウェブサービスを提供する際にSalesforceと連携する方法として優れています。
外部リンク:SOAP API について | SOAP API 開発者ガイド | Salesforce 開発者
https://x.gd/zAz1j
②REST API
REST APIは軽量で実装しやすく、コストダウンをしやすい点で魅力があるAPIです。小さなデータの連携や操作に使うためのAPIで、モバイルアプリとの連携にはREST APIがよく用いられています。
外部リンク:REST APIの概要 | REST API 開発者ガイド | Salesforce 開発者
https://x.gd/HEYRM
③Bulk API
Bulk APIは連携のためのデータ処理の速度と容量が優れているAPIです。大量の顧客データを複数のシステムで連携したいときに適しています。CSVファイルを使用するので汎用性がありますが、同期処理には対応していません。
外部リンク:Bulk API 2.0 と Bulk API の概要 | Bulk API 2.0 および Bulk API 開発者ガイド | Salesforce Developers
https://x.gd/wEvOba
④Streaming API
Streaming APIはデータ更新の事実を伝えるのに適しているAPIです。プッシュ技術によってサーバーからクライアントに通知することができます。APIのコール数を減らせますが、通知の保証がないので基本的な通知の目的で使用するのが一般的です。
外部リンク:ストリーミング API の使用開始 | ストリーミング API 開発者ガイド | Salesforce Developers
https://x.gd/KqwoC
⑤Tooling API
Tooling APIは開発者向けに用意されているAPIです。高度な連携機能を作り上げたいときに使用することがあります。Salesforceへの機能追加や新規サービスの搭載を目的として、ApexやVisualforceの開発で用いられています。
外部リンク:ツール API の紹介 | ツール API | Salesforce 開発者
https://x.gd/YBZ3D
⑥メタデータ API
メタデータ APIはREST APIやSOAP APIとは異なり、組織のメタデータを作ることに特化しているAPIです。組織間でSalesforceのメタデータを移行したいときにはメタデータAPIを使用します。
外部リンク:メタデータ API について | メタデータ API 開発者ガイド | Salesforce Developers
https://x.gd/XOat9
⑦ユーザーインターフェース API
ユーザーインターフェース APIは開発者がより良いUIを構築するためのAPIです。モバイル環境とPC環境での違いを考慮して、UIをカスタマイズするときに使用します。Salesforceのユーザーが使いやすくする設計をするためのAPIです。
外部リンク:ユーザーインターフェース API の使用開始 | ユーザーインターフェース API 開発者ガイド | Salesforce 開発者
https://x.gd/FuGMM
連携おすすめツール
Salesforceで外部連携をするときには、データの共有によるメリットを生かすことが重要です。以下のツールとは連携をして運用するメリットがあります。
CRM/SFA
CRM/SFAは顧客との関係を向上させつつ、営業活動を効率化するためのツールです。SalesforceもCRM/SFAのSales Cloudを提供しています。既に別のCRM/SFAシステムを使用している場合には、Salesforceと連携することで営業やマーケティングをサポートできます。既存のシステムからSalesforceに移行したいときにも連携してデータを移行するとスムーズに乗り換えが可能です。
MAツール
MAツールはマーケティングを自動化し、精度の高い顧客アプローチを実現できるツールです。Salesforceで管理されている顧客データをMAツールで活用し、MAツールによるマーケティングの結果をSalesforceにフィードバックすると全体効率が上がります。SalesforceにもMAツールとしてMarketing Cloud Account Engagementがありますが、既存のシステムがあるなら連携すると良いでしょう。
ビジネスチャット
ビジネスチャットは従業員のコミュニケーションに使えるチャットシステムです。Salesforceに連携すると情報共有をスムーズにおこなえます。Salesforceはビジネスチャットシステムとして有名なSlackを買収したため、Slackなら円滑な連携が可能です。他のビジネスチャットについてもAPIによる連携に対応しているので、チャットによるコミュニケーションを生かすために連携を検討しましょう。
SMSとの連携で精緻な顧客管理が実現!
Salesforceと連携するシステムとしてSMS配信サービスもおすすめです。顧客関係を管理するうえで、SMSは信頼性が高い情報伝達手段なので重要な役割を果たします。精緻な顧客管理を実現する方法としてKDDI Message Cast for Salesforceは有効です。
関連リンク:Salesforceとの連携
https://sms.supership.jp/feature/connect/salesforce_sms
KDDI Message Cast for Salesforceでできること
KDDI Message Cast for SalesforceはSalesforceとの連携によってSMSによるアプローチを実現できます。ここでは具体的にできることを紹介します。
双方向SMSが可能になる
KDDI Message Cast for Salesforceは双方向SMSに対応しています。チャットと同じ感覚で、送信者と受信者の間でSMSによるコミュニケーションを取れます。メッセージの既読確認をすることもできるため、レスポンスがあまりない顧客に情報が伝わったかどうかを確認しやすいメリットもあるツールです。
関連リンク:双方向SMS(APIのみ)
https://sms.supership.jp/feature/connect/two-way-sms
到達率・開封率を上げられる
KDDI Message Cast for Salesforce の導入によって到達率と開封率の高いSMS配信が可能になります。98%以上の到達率があり、スマートフォンに通知が届くので開封率も高いのがメリットです。電話番号を宛先にしてメッセージを送信できるため、宛先が変わってしまって届かないリスクも低いのが特徴です。
関連リンク:SMSのAPI連携とは?メリットや導入手順、比較ポイントを解説!
https://sms.supership.jp/blog/sms/sms_apihoushiki
連携ツール導入時の注意点
Salesforceの連携ツールを導入するときには、必要な機能を考えて厳選しましょう。連携ツールを増やせば機能も増加しますが、取り扱いが煩雑になって操作性が低下します。Salesforceは各部門で活用できるデータプラットフォームになるので、部門間で連携を取りやすい共通ツールを導入するのがおすすめです。部門ごとに個々にAPI連携をして個別ツールを導入すると、統一性が失われて部門間連携が難しくなります。
まとめ
SalesforceはAPIによって他のシステムと連携して機能を拡張できます。システム間でのデータを共通にして、リアルタイムで情報を活用できるのがメリットです。KDDI Message Cast for SalesforceはAPI連携によって双方向SMSを行えるツールです。導入負担が少なく、SMSによる営業や社内コミュニケーションに活用できます。Salesforceのデータを活用するDXにも有効なAPIなので導入を考えてみましょう。
SMSの顧客管理を高めよう!
営業効率化では顧客管理をして的確な方法でアプローチすることが大切です。SMSは信頼性が高い顧客への連絡方法です。営業によるアポの獲得にも、フォローアップにも適しています。Salesforceによる顧客情報の管理をしながら、SMSによる顧客へのアプローチを並行して実施する方法は営業効率化に直結します。KDDI Message Cast for SalesforceによるSMS活用をぜひご検討ください。
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