空メールの送り方（デバイス別）　ビジネスシーンでの活用例もご紹介

空メールとは各種会員登録に必要なメールアドレスを収集するための方法の一つです。例えば、メルマガの会員登録によく利用されています。会員登録を希望するユーザーにとって、空メールを使えば負担なく登録を完了できます。そのため、企業側は空メールによって興味を抱く顧客を逃すことを回避できます。本記事では空メールとは何か解説した上で、空メールの送り方や空メールの企業側のメリットなどについて解説します。

空メールとは

空メールとはメール本文に件名やメッセージなどを入力せず、アドレス欄を除いて空白の状態で送るメールのことです。件名や本文が空っぽのメールのため、「空メール」といわれています。

空メールはキャンペーンの開催やメルマガの登録などのため、企業側がメールアドレスを一時的に収集したいときに利用されることが多いです。

空メールの仕組み

空メールはガラケー時代から存在します。ユーザーが文字数制限のあるガラケーでメルマガの会員登録などを簡単に行えるようにと発案されました。

空メールの流れは以下のとおりです。

1. ユーザーが指定のメールアドレスに空メールを送る
2. ユーザーは自動返信で届く仮登録確認メールを受け取る
3. ユーザーがメール記載のURLリンクをクリックすると登録完了

ユーザーが空メールを送った段階では登録は完了しません。事業者から自動返信で送られてくるURLをクリックし、同意したことで会員登録が完了します。

空メールの送り方【メール編】

以下、AndroidとiPhoneにおけるメールの空メールの送り方を解説します。

Androidの場合

Androidのメールの空メールの送り方は以下の手順です。

メール本文は何も入力せず、空白の状態で送信してください。

1. ホーム画面からGmailのアイコンをタップして開く
2. 「作成」をタップする
3. 「To」にアドレスを入力する
4. 矢印ボタンをタップして送信する

iPhoneの場合

iPhoneのメールの空メールの送り方は以下の手順です。

1. ホーム画面からGmailのアイコンをタップして開く
2. 「作成」をタップする
3. 「To」にアドレスを入力する
4. 矢印ボタンをタップして送信する

メール本文は何も入力せず、空白の状態で送信してください。

空メールの送り方【SMS編】

以下、AndroidとiPhoneにおけるSMSの空メールの送り方を解説します。

Androidの場合

Androidは以下の手順で空メールを送ります。

1. メッセージのアイコンをタップしてSMSを開く
2. メッセージを開いたら右上のペンマークをタップする
3. 「宛先を入力してください」にメールアドレスを入力する
4. 「メッセージを作成」で改行のみ入れた状態で「送信」をクリックする

AndroidのSMSは本文に文字を入力していない状態で送れないです。また、一文字だけ入力すれば送信はできますが、空メールではなくなってしまいます。

メッセージの本文に改行を入れることで、メッセージ欄を空白の状態にしたまま送信できます。

iPhoneの場合

iPhoneは以下の手順で空メールを送ります。

1. メッセージのアイコンをタップしてSMSを開く
2. 右上にある新規作成ボタンをタップする
3. 宛先を入力する
4. 本文にスペース、「JT」のいずれかを入れる
5. 送信する

iPhoneのSMSを送る際、本文が空白の状態で送れないです。

本文にスペース、「JT」のいずれかを必ず入力するようにしましょう。

ビジネスシーンでの空メールの活用方法

さまざまなビジネスシーンにおいて空メールは活用されています。その中でも多い利用用途が会員登録です。

ユーザーは空メールを指定のアドレスに送信して仮登録を行った後、自動返信されたメール記載のURLにアクセスし、URL先で指定の情報を入力すれば登録が完了します。

空メールは事業者にとってもユーザーにとっても少ない負担で会員登録を行えるため、会員登録の方法としてよく活用されています。

会員登録で空メールを使用する企業側のメリット

会員登録を行う方法は複数ありますが空メールは企業側にとっても得られるメリットが多いです。

会員登録に空メールを使用する企業側のメリットは次の2つです。

• メールアドレスを効率よく収集できる
• ユーザーに手軽に会員登録してもらえる

それぞれ詳しく解説します。

メールアドレスを効率よく収集できる

企業は会員登録の方法として空メールを採用すると、顧客のメールアドレスを効率的に収集できます。企業側で収集したメールアドレスを入力したり、まとめたりする必要はありません。

また、顧客がメールアドレスを会員登録のために手書きや手入力で送信した場合、記入ミスが発生することは避けられないでしょう。そうなると、企業側は顧客に確認の連絡を入れるなどといった手間が発生します。

企業は空メールを活用することで、顧客の会員登録を最小限の負担で進められます。

ユーザーに手軽に会員登録してもらえる

ユーザーは空メールを送るだけで会員登録が完了すれば、登録に対する心的ハードルが下がります。また、短時間で登録を完了させることができるため、スキマ時間や移動中にも登録可能です。

登録手続きに時間や手間がかかると、登録が後まわしになったまま忘れられたり、作業に負担を感じて登録をあきらめたりするユーザーも出てきます。そうなると、見込み顧客を逃すことにもなりかねません。

空メールはパソコンで立ち上げたメールでも送信できますが、SMSがおすすめです。スマホに通知が届くSMSはユーザーの目に留まりやすく、かつ手軽に送信できるといったメリットがあります。

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