郵便物を送るとき、相手にいつ届くのかを知りたいと思うケースはよくあります。「明日には届けたいものがあるけれど、郵送で届くのか」「いつまでに送れば期限までに届くのか」といった疑問が出てくることは多いでしょう。郵便で手紙や商品などを送るときには、必要なタイミングに相手に届けることが重要です。この記事では、郵便が最短でどのくらいの日数で届くのかを解説します。到達にかかる目安時間の調べ方や、早く届ける方法もご紹介します。

郵送日数を確認するには

郵送日数の目安は、日本郵便株式会社のホームページから、送付元と送付先の郵便番号を入力すれば確認できます。普通郵便だけでなく、ゆうパックやゆうパケットなどを利用した場合の郵送日数も調べられます。ただし、郵便物が集荷された時間や交通事情、休日や祝日などのさまざまな要因によって表示された日数よりも遅れる場合もありますが、大まかにどのくらいの日数があれば相手に郵便を届けられるかがわかるので便利なサービスです。

参照:お届け日数を調べる
https://www.post.japanpost.jp/send/deli_days/index.html

参照:普通郵便・速達・レターパック・ゆうパックの郵送日数は? 早く届けたい場合にはどうすべき?
https://news.mynavi.jp/article/20220519-2347821

参照:国際郵便の料金・日数を計算する
https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge

普通郵便の最短到着日数

普通郵便は、送付元と送付先の地域によって違いがあります。輸送に時間がかかるため、距離が長いほど最短到着日数が長くなるのが一般的です。ここでは4つのケースに分けて普通郵便の最短到着日数がどの程度かを紹介します。

同じ市内・区内への郵送

同じ市区町村で郵送する場合には、普通郵便は一般的に翌々日に届きます。例えば、東京都世田谷区の例でお届け日数を検索すると、以下のようになります。午前、午後のどちらに差し出したとしても翌々日に届くことがわかります。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-deli/index.php

同じ市区町村内ならすぐに届くと思うかもしれません。しかし、郵便では郵便ポストから集配をして郵便局で仕分けをおこなってから送り届けるプロセスが必要であるため、即日で届けることは難しいのが実情です。

同じ都道府県内への郵送

同じ都道府県内での発送でも、普通郵便は翌々日に届くのが一般的です。東京都の世田谷区から、武蔵野市に郵送した場合を例にとってお届け日数を検索すると、以下のようになりました。午前・午後のどちらに送った場合でも翌々日に届きます。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-deli/index.php

離島など、郵便の送付が難しい場所が送付先あるいは送付元になる場合には翌々日には届けられない場合もあります。しかし、基本的には同じ都道府県内の場合、同じ市区町村内の場合と同様に翌々日には郵便が届きます。

異なる地方への郵送

異なる地方への輸送では、距離や交通の便によって普通郵便のお届け日数に違いがありますが、2~3日後には届く場合がほとんどです。例えば、東京都から大分県の長距離の郵便の場合を検索すると、以下のように3日後に到着することがわかります。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-deli/index.php

しかし、東京都から埼玉県への普通郵便で検索した場合には翌々日の到着です。距離が近い場合には、都道府県内や市区町村内郵便と同様に、翌々日に郵便を届けられることがわかります。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-deli/index.php

海外への郵送

海外への郵送では、国によって最短到着日数も目安の日数も違います。例えば、日本郵便の国際EMSで100gの郵便を東京からアメリカのニューヨーク州に送るときには以下のように11日かかります。

https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge

EMSについては、各地から主要国への標準日数が一覧表にされています。東京からシンガポールなら2日、フィリピンなら12日、カナダなら6日、イギリスなら5日が目安です。海外に郵便を送るときには、日本郵便の公開している表を見て参考にしましょう。

参照:国際郵便 料金・日数を調べる お届け日数表(EMS)
https://www.post.japanpost.jp/int/deli_days/ems/index.html

郵便を最短で届けるには?

郵便を最短で届けるためには、工夫が必要です。普通郵便と比較すると、速達やレターパック、ゆうパックなどを利用した方が早く届く可能性があります。ここでは、日本郵便の他のサービスを利用して最短で届けるポイントを紹介します。

速達

速達は最短当日、一般的には翌日までに届けられる(一部の離島を除く)郵便サービスです。特殊取扱料の支払いが必要となります。

速達は、日本郵便が最短の期間で届けられるようにしているサービスです。一刻でも早く相手に届けたいときに適しています。速達は普通ハガキだけでなく、ゆうメールや封書などにも利用できます。書留や内容証明などの他のオプションと合わせて依頼することも可能なため、とにかく早く届けたいときには速達と合わせてオプションを組み合わせるのがおすすめです。

参照:速達
https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/sokutatsu/index.html

レターパック

レターパックは、A4サイズ以下、4kg以下の書類、荷物、信書などを全国一律の料金で速やかに送付できる郵便サービスです。対面で配達する仕組みで封筒の中に入れば厚みに関係なく郵送できるレターパックプラスと、厚さ3cm以内の郵便物で郵便受けに投函して届けるレターパックライトの2種類があります。郵便局やコンビニなどで封筒をあらかじめ購入しておき、郵便で送りたいものを封入して投函すれば相手に届きます。

レターパックの最短到着日数は1日です。土日祝日も含めて配達しているため、金曜日や週末に発送しても一般的には翌日に届きます。レターパックは手紙だけでなく、商品サンプルやカタログなどをすぐに送りたいときにもおすすめです。

参照:レターパック
https://www.post.japanpost.jp/service/letterpack

ゆうパック

ゆうパックは、宅配便と同じように比較的大きな荷物を全国各地に送れる郵便サービスです。ゆうパックでは3辺の合計が170cm以下で、重量が25kg以下の荷物を送付できます。料金は、サイズの分類と宛先によって変わる仕組みで、大きな荷物を遠くに送付すると料金が高くなります。25kgを超える荷物でも30kg以下であれば重量ゆうパックを利用し発送が可能です。

通常のゆうパックの最短到着日数は1日です。土日祝日の配達もしているだけでなく、損害賠償制度によって最高30万円まで補償されています。自宅やオフィスへの集荷や、コンビニなどへの持ち込みによる発送もできます。

当日配達ゆうパックを利用すれば午前中に差出すると、当日中に相手に届けられます。ただし、配達エリアが限られているので、詳細は配達を担当する郵便局に問い合わせて確認しましょう。

参照:ゆうパック
https://www.post.japanpost.jp/service/you_pack

参照:当日配達ゆうパック
https://www.post.japanpost.jp/service/you_pack/current_day.html

窓口に届ける

普通郵便で送るときには、窓口に届けると早く到着する可能性があります。日本郵便のサイトで調べられるお届け日数は標準日数であって最短日数ではありません。効率よく届けられる場合には日数が短縮される場合があります。

郵便ポストに投函した場合には、担当員がポストに来て郵便物を回収し、郵便局に持っていかなければいけません。ポストによっては集配の回数が少なくて翌日になる場合もあります。郵便局の窓口に持って行くと、配達のプロセスにすぐに入るため、早く届く可能性があります。ゆうゆう窓口なら時間外の郵便の受付や土日祝日の対応もしているため、急ぎで普通郵便を送りたいときにはおすすめの方法です。

参照:郵便局をさがす
https://www.post.japanpost.jp/office_search

配達時間指定郵便

配達時間指定郵便は、配達指定時間を午前(8時~12時)、午後(12時~17時)、夜間(17時~21時)の3区分から選んで郵便を送れる有料サービスです。配達時間指定郵便は、原則として対面で相手に届ける仕組みです。相手の都合に合わせて時間帯を指定できるメリットがあるため、自宅やオフィスなどにいる時間が限られている相手に送るときに適しています。特に重要な書類を送る際には、配達して相手に届いたことがわかるため安心です。

配達時間指定郵便の最短到着日数は1日ですが、距離によっては2日以上かかる場合があります。山間部や離島などの一部の地域では利用できないのがデメリットですが、正確な日時に送付できるのがメリットです。

参照:配達時間帯指定郵便
https://www.post.japanpost.jp/service/fuka_service/timezone/index.html

土日・祝日などを挟む郵送は要注意

郵便は最短で翌日、普通郵便でも翌々日か3日後に届くのが目安ですが、土日祝日があるときには注意が必要です。原則として郵便サービスは土日祝日の対応をしていないからです。ここでは土日や年末年始などの特別なシーンでのサービス状況を説明します。

土日の場合

土日や祝日には、普通郵便の配達はおこなっていません。また、ゴールデンウィークなどの大型連休では配達されないため、連休前に届けたい場合、計画的に郵便を出さなければなりません。

土日に郵便を送りたい場合には、土日にも対応しているサービスを利用しましょう。普通郵便やゆうメール、スマートレターは土日祝日に対応していませんが、速達、書留、レターパック、ゆうパックなどは土日祝日にも配達しています。土日に発送の手続きを済ませたいときには、ゆうゆう窓口のある郵便局に行って郵送物を預ける方法もあります。

参照:2024年の祝日等における郵便物等の配達
https://www.post.japanpost.jp/notification/productinformation/2024/0322_01.html

年末年始の場合

年末年始は郵便配達が休止されたり、元旦には年賀状の配達があるため、遅れが発生しやすく注意が必要です。2023年から2024年の年末年始では、翌日の1月2日は普通郵便などは取り扱わない休日扱いにしています。年末年始でも他の平日は普通郵便を取り扱っており、速達やレターパックなどの取り扱いは平日・休日を問わずにおこなっています。2024年から2025年の年末年始の情報はまだ発表されていないため、利用の予定がある場合は最新情報を確認しましょう。

参照:日本郵便、2023年~2024年 年末年始の配達日程を発表
https://ecnomikata.com/ecnews/41362

参照:年末年始の配達および郵便局窓口・ATMの営業時間等について
https://www.japanpost.jp/information/2023/20231228186663.html

参照:年末年始期間中における郵便物等の配達
https://www.post.japanpost.jp/notification/productinformation/2016/1026_01.html

災害時

災害が発生したときには、郵便配達が遅れる場合があります。台風や大雪、大雨などさまざまな自然災害による影響で運送が困難になる場合、郵便物を送り届けるのは容易ではありません。通常は翌日に届けられる場合でも、道路状況や被災地の状況が回復するまでは届けられなくなります。災害時には日本郵便から状況の公表がありますが、基本的に被災地では郵便が届くのが遅くなるため注意が必要です。

法人向けSMS送信サービスなら「KDDI Message Cast」

郵便が相手に届くのは、最短でも翌日で、遠い場合や土日祝日などを挟む場合には数日遅れる可能性があります。相手にすぐに伝えたいことがあるときには、郵便だけに頼らずに、SMSも活用するのがおすすめです。SMSならリアルタイムで相手にメッセージを届けられます。KDDI Message Castならスケジュール送信や一斉送信などの機能も備わっていて、短縮URLの活用による費用対効果の高いSMS運用ができるため、ぜひご検討ください。

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まとめ

郵便が相手に届くまでの最短の日数は、届け先によって違いますが、早くても翌日か翌々日です。距離がある場合には、3日くらいかかる場合もあります。一方で、速達やレターパックなどを利用すれば、遠方への郵便でも翌日到着にできる可能性があります。ただし、即日で郵便を届けることは現実的に困難な場合もあります。

SMSを利用すれば、郵便とは違って送信後にすぐに相手にメッセージを届けられます。最短時間で伝えたいことがある際には、SMSを上手に活用しましょう。