固定電話で連絡をしようとしても電話が繋がらなくて困ってしまう場合があります。他の通信手段がないかと考えて悩んでしまうこともあるでしょう。この記事では電話が繋がらない原因としてよくあるパターンと対処法をわかりやすく解説します。

固定電話が繋がらない原因7つ

固定電話が繋がらない原因として多いのは以下の7つです。

  • 電話機の故障
  • 回線に障害が起きている
  • ケーブルに不具合がある
  • ONUに不具合が発生している
  • 相手が通話中である
  • 相手に着信拒否されている
  • 双方から同時に発信している

まずはこれらのよくある原因と現状を照らし合わせて対処を検討しましょう。

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電話機の故障

固定電話の電話機が故障していると繋がりません。衝撃を与えたり、雷による停電のショックを受けたりしたのが原因で故障するときもあります。また、固定電話の電話機が耐用年数を超えていて不具合が生じる場合もあります。ビジネスフォンの法定耐用年数は6年です。6年に満たなくても使い方によっては劣化して故障することがあります。故障していると受話器を取っても音がしない、通電していないといった症状があるので確認しましょう。

回線に障害が起きている

固定電話の回線に障害が発生すると繋がりません。IP電話や光電話の場合にはインターネット回線の障害発生によって繋がらない場合もあります。インターネット回線の不調があるときには通信会社の公式サイトでトラブルについてアナウンスされているので確認しましょう。また、新しいセキュリティソフトを導入したときやアップデートをしたときには通信がブロックされてしまう場合があります。セキュリティソフトの設定も確認することが重要です。

ケーブルに不具合がある

固定電話のケーブルに不具合があると電話が繋がりません。ケーブルが断線している、ショートしているというときには繋がらないので状況を確認しましょう。電話線と電源ケーブルのどちらにも不具合のリスクがあります。ケーブルは被覆されているので断線しているかどうかは見てもわかりにくいですが、重いものの下敷きになっていると断線している可能性があります。電話が通じなくなった時点で電話機やケーブルが熱を持っているときにはショートが疑われます。

ONUに不具合が発生している

ONU(光回線終端装置)が不具合を起こすと電話が繋がらなくなります。ONUは光回線で送られてきた光信号をデジタル信号に変換して通話できるようにする機器です。光回線を利用するインターネット電話を使用しているときには、ONUのトラブルが原因の可能性があります。ONU自体の故障が原因のこともありますが、ONUの電源が切れていたり、接続が正しくできていなかったりしたときにも電話が繋がりません。

相手が通話中である

電話が繋がらない原因として、発信先の相手が通話中ということもよくあります。1回線で1つの電話機でしか受けていない場合には、通話が終わるまでは繋がりません。相手が通話中で回線が繋がらないときには、電話をかけると「プープープー」といった特定の音が鳴ります。相手が通話をしていなくても受話器が本体から外れていると電話が繋がりません。電話が多くて繋がらない場合もありますが、相手の不注意が原因の場合もあります。

相手に着信拒否されている

電話は相手に着信拒否されてしまうと繋がりません。着信拒否は電話番号を指定してリストに登録することで、電話がかかってきても繋がらなくすることができる機能です。発信者に対して「この電話にはお繋ぎできません」といったメッセージが自動音声で流れます。ただ、初めて電話をする際にも、電話帳に登録されている人からしか着信を受け付けない設定や、「おやすみモード」の設定がされていると着信を拒否されてしまうリスクがあります。

双方から同時に発信している

同時発信によって電話が繋がらないトラブルはしばしばあります。相手も同じタイミングで電話をかけているとコンフリクトが起きてしまい、通話中と同じように「プープープー」といった音が鳴って繋がらない状況になります。よくあるのは電話がかかってきて出られなかったときに、すぐに折り返しの電話をしたら繋がらないというケースです。お互いに電話のかけなおしをしている間は繋がらない状態が続きやすいシチュエーションです。

固定電話が繋がらない時の対処法6つ

固定電話が繋がらないときには以下の6つの対処法があります。

  • 時間が経ってからかけ直す
  • ケーブルの接続確認・交換をする
  • ONUの接続確認・設置場所の確認をする
  • 電話用モデムの再起動をする
  • 電話機の買い替えをする
  • サポートセンターに問い合わせてみる

原因に応じて適切な対処法が異なるので、状況に合わせて対処を試みましょう。

時間が経ってからかけ直す

電話が繋がらないときにはまず時間を置くことを考えましょう。相手が通話中のときや、電話があってすぐに折り返しの電話をしているときには、待つだけで解消される可能性が高いからです。「プープープー」という音が電話から聞こえているときには、ケーブルや電話機などの機器関係のトラブルが発生していることは少ないと考えられます。相手の状況が変われば電話が繋がるようになるので、しばらく待ってからかけ直してみましょう。

ケーブルの接続確認・交換をする

固定電話では受話器を取ると「プー」などの音がします。受話器を耳に当てても何も音がしないときには機器かサービスに問題が発生しています。まずはケーブルを確認して対処しましょう。ケーブルが抜けていて電話が繋がらないというトラブルはよくあります。また、ケーブルに重いものが乗っているのに気付いたら、断線しているリスクを考えて交換しましょう。経年劣化が起きることもあるので、古いケーブルは交換して試すのがおすすめです。

ONUの接続確認・設置場所の確認をする

光回線の電話サービスを利用している場合にはONUのトラブルを疑いましょう。ONUと電話機の接続ができていないのが繋がらない原因のことがあります。ONUには一般的に認証ランプ、UNIランプ、光回線ランプ、電源ランプがあります。すべてのランプが点灯している状況なら接続に問題はないので他の原因と考えられるでしょう。消灯しているときには設置場所が原因のことが多いので、電波障害が起こらないように障害物から遠いところに移動しましょう。

電話用モデムの再起動をする

電話用モデムを使用しているときには、継続的に使っていたために不具合を起こすことがあります。再起動をするだけで解決することは多いので試してみましょう。モデムの種類によって適切な方法が異なるので、マニュアルを見て再起動するのが大切です。一般的にはまず電話用モデムの電源ケーブルのプラグをコンセントから抜きます。放電してランプ類が消灯してから電源ケーブルを挿し直すという流れでリセットすることが可能です。

電話機の買い替えをする

電話機本体に不具合が発生しているときには買い替えましょう。ケーブル、ONUや電話用モデム、インターネット回線などに問題が起きていないのに、受話器を上げても音がしないときには電話機の故障の可能性が高いと考えられます。電話機本体の法定耐用年数は6年なので、長期的に利用している場合には壊れている可能性が疑われます。もし予備の電話機があるなら交換して確認した上で、故障の有無をチェックしましょう。

サポートセンターに問い合わせてみる

電話が繋がらない原因がわからない、対処をしたけれど改善しないというときにはサポートセンターに問い合わせるのも解決策です。電話会社のサポートセンターでは電話やメール、チャットなどで問い合わせに対応しています。受話器を上げたときの音の内容、繋がらなくなった時期、試してみた対処法といった情報をまとめてオペレータ―に伝えるとスムーズです。買い替えをしなくても解決できる可能性があるので、買い替え前にサポートを活用しましょう。

電話がつながらない時はSMSも効果的

相手にメッセージを伝えたいのに電話が繋がらないというシーンではSMSの利用もおすすめです。SMSは電話番号を送信先としてショートメッセージを送れます。電話が繋がらないときには留守番電話、郵便、メール、通話アプリなどの方法で用件を伝えることもできますが、SMSには以下のメリットがあります。

  • 電話機やONUなどが故障していてもメッセージを送れる
  • 電話が多くて繋がらない相手でもメッセージを伝えらえる
  • 電話を取れないくらいに忙しい相手への配慮になる
  • 留守番電話にメッセージを残すよりも伝わりやすい
  • 郵便と違ってすぐにメッセージが届く
  • メールよりも開封率が高い
  • 専用のアプリがいらない

電話が繋がらなかったときに相手にすぐに到達して用件を伝えられるのがSMSの魅力です。電話での会話が必要な場合にも、電話が繋がらなかったから都合の良いときを教えて欲しいというメッセージを残すことができます。

電話で相手が不在な場合についての対応方法については以下の記事もご参考ください。

関連記事:

【例文付き】電話で相手が不在の時はメールを使ってもいいのか?利用場面や送り方を解説
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