ビジネスにおけるAI活用が活発に進められるようになり、AIチャットの導入もよく注目されています。この記事ではAIチャットで実現できることやメリット・注意点と、おすすめサービスの比較データを紹介します。

AIチャットとは

AIチャットとはAI(人工知能)を導入したチャットです。従来の有人チャットとは異なり、テキストでの質問や相談に対してAIが学習データに基づいて回答する仕組みになっています。近年ではテキストだけでなく画像も取り扱えるサービスも登場し、音声での入出力もできるようになりました。企業では社内の問い合わせへの対応や、カスタマーサポートのサービスとしてAIチャットを利用するケースが増えてきています。

AIチャットができるサイト9選

AIチャットはブラウザやアプリを利用するだけで簡単に利用できます。AIチャットの開発が活発に進められていて、無料で利用できるサービスも多数生まれてきました。ここではAIチャットの活用でおすすめのサイトを9つ紹介します。

ChatGPT

ChatGPTは2022年にリリースされたAIチャットのスタートになった存在です。GPT-3.5の言語モデルであれば無料で会員登録するだけで利用できます。有料版ではGPT-4による精度の高い生成AIによるチャットを利用可能です。

サービス名ChatGPT
公式サイトhttps://chat.openai.com/
日本語対応対応
利用方法ブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料/有料(月額20米ドル)
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成

ChatGPTはテキスト処理を基本としていますが、音声や画像を認識する機能もあります。AIチャットの先駆けとして有名でユーザーが世界的に多いため、機能拡張も着々と進められているサービスです。テキスト生成やコード生成での実績が多いことからよく利用されています。

Bing AI

Bing AIはMicrosoftがブラウザのBingに導入したAIチャットです。スマホアプリでも利用可能で、Microsoftのアカウントがあれば無料で利用できます。MicrosoftのOffice365とBingのブラウザを使っている人ならすぐに使い始められるAIチャットです。ビジネスでの利用が多いのもBing AIの特徴です。

サービス名Bing AI
公式サイトhttps://www.microsoft.com/ja-jp/bing
日本語対応対応
利用方法ブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成・画像生成

Bing AIではテキストだけでなく画像生成もできます。質問に対する回答では出典も確認できるため、生成AIで根拠に不安があるという人にも使いやすいサービスです。

Google Bard

Google BardはGoogleアカウントがあれば無料で利用できるAIチャットです。ブラウザベースのシステムになっていて、生成AIによるテキスト作成もできます。質問への回答や、生成したテキストはGoogleドキュメントに出力可能です。Google Workspaceなどのサービスを利用しているときに使いやすいサービスです。

サービス名Google Bard
公式サイトhttps://bard.google.com/
日本語対応対応
利用方法ブラウザ
料金無料
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成

Google Bardは現時点では試験運用中でまだ学習が必要な状況にあります。簡単なテキスト生成程度であれば問題ありませんが、専門的なテキストの作成やプログラミングには柔軟に対応できる状況ではありません。これから発展していくと期待されるAIチャットです。

Perplexity AI

Perplexity AIは質疑応答に強いAIチャットです。大量のテキストを生成したり、膨大なプログラミングをさせたりするのには向いていませんが、知りたいことに対して短い文章で説明してもらえるのが魅力です。無料でも4時間ごとに5回まで質問できるので、気になったことがあったときに気軽に使えるサービスです。有料プランにすると質問回数を増やせます。

サービス名Perplexity AI
公式サイトhttps://www.perplexity.ai/
日本語対応対応
利用方法ブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料/有料(月額20米ドル・年額200米ドル)
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成・画像生成

Perplexity AIは質問をしたタイミングで情報を集めて回答するアルゴリズムになっています。最新の法令やガイドラインなどの情報を収集しやすいAIチャットです。

Chatsonic

Chatsonicは“ChatGPTの代替品”と公式サイトで謳っているAIチャットサービスです。Google検索に基づくデータを取得して回答が生成される仕組みになっています。Google Chromeの拡張機能として導入できるので、使いやすいサービスです。

サービス名Chatsonic
公式サイトhttps://writesonic.com/chat
日本語対応対応
利用方法ブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料/有料(月額20米ドル)
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成・画像生成

Chatsonicはテキスト生成だけでなく画像生成にも力を注いでいます。AIアート生成を2種類(Stable Diffusion、DALL-E)搭載していて、スムーズに画像を生成することが可能です。

AIチャットくん

AIチャットくんはLINEで利用できるAIチャットです。ChatGPTのAPIを導入して開発されていて、友だち登録をするだけで簡単に使える仕組みになっています。基本のアルゴリズムはChatGPTなので信頼性があり、LINEでAIチャットを使いたい人たちから人気があるサービスです。

サービス名AIチャットくん
公式サイトhttps://picon-inc.com/ai-chat
日本語対応対応
利用方法LINE
料金無料/有料(月額980円・年額9,800円)
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成

AIチャットくんは無料版では1日5回までしか使えませんが、有料会員になると自由に使えます。なお、有料会員になってもChatGPTのGPT-4の利用には対応していないので注意しましょう。

YouChat

YouChatは質問に対し的確な回答を返すというシンプルな設計で運営されているAIチャットです。無料会員では機能制限が大きいですが、有料会員のYouProになるとGPT-4に基づくAIチャットを無制限で利用できます。コード生成などの高度なテキスト生成にも対応できるサービスです。

サービス名YouChat
公式サイトhttps://you.com/
日本語対応対応
利用方法ブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料/有料(月額9.99米ドル)
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成・画像生成

YouChatはコンテンツ生成のサポートツールとして発展してきています。テキストだけでなく、画像も含めて生成してコンテンツを作り上げたいときに適しているAIチャットです。新しいサービスでAIは成長途上にある点には注意する必要があります。

Kuki AI

Kuki AIは人に近い会話の相手をデザインしているAIチャットです。ビジネス目的で疑問に答えてくれるAIチャットという位置付けではなく、日常的にコミュニケーションを楽しめるAIボットを探している人のニーズに応えることを想定しています。特に機能制限もなく無料で利用できるサービスです。

サービス名Kuki AI
公式サイトhttps://www.kuki.ai/
日本語対応非対応
利用方法ブラウザ
料金無料
できること会話

Kuki AIは「バーチャルブランドアンバサダー」としての利用価値があります。企業キャラクターとしてAIボットを用意するといった考え方でブランディングに活用可能なサービスです。会話に特化しているので自然なコミュニケーションができるメリットはありますが、まだ日本語には対応していません。海外向けのサービスに使うとビジネスでも活用できます。

Notion AI

Notion AIはビジネスツールのNotionの機能の一つとして導入されているAIチャットです。料金はNotionの利用内容によって変動します。Notion AIでは基本的な会話はあまり得意としていません。ビジネスツールとして疑問への回答を返したり、文章の生成をしたり、既存のテキストの校閲をしたりすることを得意としています。

サービス名Notion AI
公式サイトhttps://www.notion.so/ja-jp/product/ai
日本語対応対応
利用方法PCアプリ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料/有料(月額8米ドル・15米ドル~)
できること質疑応答・テキスト生成・データ入力

Notion AIは翻訳や専門用語に強いのが生成AIとしての特徴です。多言語対応のプレスリリースをするときにも活用できます。Notionの他のツールとも連携しているので、Notionを使っている企業では有用なツールです。

AI Chatting

AI Chattingはカジュアルにコミュニケーションを楽しめるAIチャットです。ブラウザでは公式サイトにアクセスするだけですぐにチャットを始められます。広告が用いられているので無料で利用できますが、有料会員になれば広告をなくすことが可能です。

サービス名AI Chatting
公式サイトhttps://www.aichatting.net/jp/
日本語対応対応
利用方法ブラウザ・iOSアプリ・Androidアプリ
料金無料/有料(週額3.99米ドル・年額39.99米ドル)
できること会話・質疑応答・情報収集・テキスト生成・コード生成・画像生成

AI Chattingではチャットボットが複数用意されています。有料会員になると自由に相手を選んで会話や情報収集をすることが可能です。メタバースのアバター作成などにも対応しているので生成AIでの応用をしやすいサービスです。

AIチャットを上手く活用するためのポイント

AIチャットが企業で応用する際に便利なのは確かです。ただ、AIチャットは上手く使わないと適切な回答を得られない場合があります。質疑応答や情報収集で用いるときには、欲しい情報が何なのかを明確にして質問することが有効活用のポイントです。

「AIチャットが生まれたのはいつですか?」「SMS認証が導入されたのはなぜですか?」といった形で5W1Hを使って質問をすると適切な回答を得られる可能性が高くなります。一問一答と考えて、複数の質問を入れずに短い質問文にまとめることも重要です。

AIチャットを企業で導入するときにはユーザーに上手く活用してもらえるようにする配慮も必要です。的外れな回答が返ってきたときには質問の切り口を変えるといった工夫を促して、上手くAIチャットを使えるように成長させることが大切です。

AIチャットを利用する際の注意点

AIチャットは情報の正確性とセキュリティについて注意が必要です。AIチャットを使って集めた情報を使うときには、ファクトチェックをして正しい情報かどうかを確認しましょう。また、AIチャットに入力した内容が漏えいするリスクはゼロではありません。AIの中にデータとして蓄積される可能性があるので、質問する言葉を選ぶときに注意が必要です。

AIチャットを企業で導入するメリット

AIチャットは企業にとって業務の品質や精度を向上させられるメリットがあります。ここでは特に大きなメリットを3つ厳選してご紹介します。

従業員の業務効率化

AIチャットは従業員の業務効率化に活用できるツールです。書類の作成や内容確認に必要な情報を収集したり、データの正しさを確認したりするときにAIチャットを活用できます。従業員の残業や休日出勤などの負担も軽減されるので、従業員満足度の向上にもコスト削減にもなります。AIチャットのデータを蓄積すると営業やマーケティングの業務も改善できるので、生産性を上げることも可能です。

顧客満足度の向上

AIチャットによってカスタマーサポートなどの顧客サービスを提供すれば、顧客満足度の向上になります。疑問や悩みを解決したいと思っている顧客にとって、電話はつながらない、メールは返事が遅いというのが不満になりがちです。AIチャットなら24時間対応が可能で、顧客が困ったときにタイムリーに対応できます。従業員の顧客対応の負担も減るので、顧客への個別フォローの品質も上げられます。

学習による品質の改善

学習によって品質を上げられるのはAIチャットの魅力です。チャットボットは以前から企業でも導入されていましたが、柔軟な回答ができない、新しくなったことに対応できないといった問題点がありました。AIチャットではユーザーの質問の内容、ネットワーク上にある情報、自社で蓄積したデータなどを使って学習して成長します。使っているうちに質が向上して従業員や顧客の満足度を向上させられるのがメリットです。

AIチャットの活用にはSMSが効果的!

AIチャットのメリットを引き出すにはユーザーにとって使いやすいサービスを作り上げることが重要です。SMSはAIチャットと相性が良いので併用しましょう。SMSでのユーザーや従業員からの質問に対して、AIチャットによって返事をするという仕組みを作れます。満足度向上に大きな効果を生み出せるアプローチです。KDDI Message Castは法人向けのSMS送信サービスで、AIチャットと併用しやすいのでぜひご検討ください。

▼KDDI Message Cast(KDDIメッセージキャスト)詳しくはこちら
https://sms.supership.jp/

まとめ

AIチャットはChatGPTを代表格として多様なサービスがあります。顧客にも従業員にも対応できるサービスを構築できるので便利なツールです。AIチャットによる回答の正確性や質問の際の情報セキュリティには注意が必要ですが、企業にとって業務効率も顧客満足度も上げられるシステムです。SMSとの併用によってユーザーにとって便利なサービスにできるので、上手く組み合わせて魅力的なサービスを用意しましょう。