2023年9月5日
業種
人材
従業員数
15名
取り組み
SalesforceとKDDI Message Castを連携し、セミナー参加率+5~10%改善

今回は「KDDI Message Cast for Salesforce」を導入いただいた株式会社Scale Managementのご担当者様に、導入のきっかけや具体的な活用方法、利用後の変化などについて伺いました。

簡単に貴社と導入部署のご紹介をお願いできますでしょうか?

株式会社Scale Managementマーケティング部署です。大学生向けコミットメント型キャリアコーチングサービスを事業としております。弊部の担当としましては、弊社が企画した学生向けセミナーへのリード獲得から、イベント参加に繋げるためのコミュニケーション設計、またその過程における各プロセスにおける数値改善を担当しております。

これまでどのような課題をお持ちだったのでしょうか?

キャリアセミナーの出席率は平均45%であり、申し込みをいただいた学生の半数以上が実際に参加していただけず、大きな機会損失だと考えていました。この状況は、従来のメールによるリマインドでは解決しづらいものでした。特に、就活時期の学生は、様々なキャリアメールに登録しているため、一日数十通もの就活メールが届きます。その中で、弊社セミナーに参加申し込みされても、弊社からのリマインドメールは他メールに埋もれてしまい見落とされることが多かったのです。到達率は90%以上であったものの、メールだけでは参加までのプロセスで十分なリマインド効果が得られていないと感じていました。

メールでリマインドを送っても他のメールに埋もれてしまうという課題の中で、KDDI Message Castを選んでいただいた理由を教えてください。

まず、上記のようにメールを送っても、他の就活メールに埋もれてしまってみてもらえないという課題に対しては、開封率が非常に高いSMSを利用することで解決可能だと考えました。他のSMSサービスとも比較検討しましたが、顧客管理のしやすさからSalesforceとの連携は必須条件だったので、それができるKDDI Message Castを採用しました。

もしセールスフォースとの連携ができなかった場合、SMSの送信自体はなんとか人力でできそうですが、SMS送信後の学生がイベントに参加したか、契約したかなどの情報が追えず、顧客ステータスに合わせた必要なアクションも取れなかったと考えております。

幸いにもSalesforceとKDDI Message Castの連携は簡単でした。KDDIの担当の方と数回打ち合わせをして導入を進めていき、工数も多くなく、難易度的にもそこまで高くありませんでした。

実際、KDDI Message Castではどのような内容を配信されましたか?

メールだとHTMLで送っていたため画像が送付できるという点を除くと、基本的な文面自体はメールと同じ内容で送っております。また配信の対象者、配信頻度はメールと同様、セミナーの前日と当日の開始15分前に以下のようなリマインドを送るようにしています。

■前日のリマインド内容
【明日XX時開催】”正しい自己分析”1dayセミナー 人事のプロが教える4ステップ 簡単で効率的な自己分析とは
開始時間:X/X (X)X0:00〜
ZOOM参加はこちら
https:/会議URL
詳細はメールにて! ※多数の参加が見込まれるため5分前の入室をお願いします

■直前15分前のリマインド内容
みなさん、お待たせいたしました。
本日XX時より○○会社社長○○氏によるイベントが開催となります。
多くの方の参加が見込まれるため5分前には
以下のリンクにご入室して待機をお願いします。
https:/会議URL

KDDI Message Castを配信後、セミナーの参加率には変化はありましたか?

元々、目標売上から逆算し、セミナー参加率60%だと余裕を持って目標達成できると想定しておりました。リマインド手段をメールからSMSに変更しただけですが、セミナー参加率が5~10%ほど改善され、元々の45%から50~55%に改善できました。またセミナー参加者数が増えたことにより、セミナー参加後の契約数も同様に+5~10%ほど増加しました。

セミナー参加率、契約率ともに向上したということで我々としても大変うれしく思います。上記の数値以外で、導入後の効果はありましたでしょうか?

以前は送ったメールが埋もれてしまい、セミナー直前に参加者から「参加URLが見当たらない」などで緊急連絡が入り、イベント運営に集中できないことが多々ありました。しかしKDDI Message Castにすることでそう言ったケースはなくなり、イベント運営を安心して進められるようになりました。

またSMS送付後のアクションにも変化がでました。以前はメール送信後、送って終わりだったのですが、SMSとSalesforceを連携することで、学生の参加不参加の把握、また不参加者に対しては必要なアクションを取れるようになりました。結果的に数値のずれや不透明な部分がなくなり、現場としては心理的安全性が高まったという風に考えております。

なにより、以前はセミナー開催に関わっていたセールスチームとマーケチームが目標達成に苦労していましたが、KDDI Message Castを活用することで目標達成でき、チーム全体としての活気が増したと感じております。

KDDI Message Castを活用することで「小さな変化が大きな変化を生む」というのを体感しました。

最近の導入事例

沖縄セルラー電話株式会社
「インターネット回線開通の進捗案内と工事日程の調整」をSMSで実施しオペレーターの業務負担を軽減(架電工数:約102時間/月、DMの郵送準備工数:約5時間/月 の削減に成功)

業種
通信
従業員数
302名(24年3月時点)
取り組み
インターネット開通の進捗案内を電話からSMSに切り替え、工事日程の調整にSMSでアンケートURLを送付する施策を実施。架電工数を月あたりおよそ102時間削減することに成功。

出雲市 上下水道局
水道料金の納付書を送付後、納期を過ぎても未払いのご利用者様にSMSを配信。督促状発送前に対象者の約40%の支払いが完了し送付コストや滞納整理業務の負担を軽減。

業種
公営企業
従業員数
99名(令和6年3月末時点)
取り組み
「水道料金の督促案内」の事前連絡をKDDI Message Castで実施

大阪府 福祉部福祉総務課
子ども食費支援事業の申請・商品交換申込促進のため、給付の申請及び申込未完了者へのリマインド手段の一つとしてSMSを導入し、申込数の増加に貢献。

業種
自治体
従業員数
7,814人
取り組み
給付の申請や給付物品申込未完了者へのリマインド手段の一つとしてSMSを導入。

株式会社はなまる
個別対応していた配信/管理/文面が一括運用可能となり、工数削減によるオペレーターの業務負担軽減に貢献。また、お客さまとの通電率も5%向上。

業種
自動車買取販売
従業員数
421名(2024年1月時点)
取り組み
業務端末から個別で配信していたSMSを、KDDI Message Cast for Salesforceと連携することで、Salesforce上での管理や一括配信を可能にし、業務負担の軽減と通電率を向上

株式会社ジャックス
カード付帯保険の条件変更のお知らせをDMからSMSへ切り替え、約2,560万円のコスト削減に成功

業種
金融
従業員数
連結6,065名 / 単体2,694名(2023年3月31日時点)
取り組み
カード付帯保険の条件変更のお知らせをDMからSMSへ切り替え、約2,650万円のコスト削減に成功

トヨタカローラ群馬株式会社
1回目架電の不通後にSMSを送信することで、2回目架電時の不通率が改善。今まで連絡が出来ていなかった方への確実な情報伝達が実現。

業種
自動車、コールセンター
従業員数
325名(2023年5月現在)全13店舗
取り組み
架電時不通のお客さまへSMSを送ることで不通でも確実に要件をお伝えし、2回目架電時の不通率も改善