オンライン上での本人確認により
「+メッセージ」で本人限定のメッセージを送付できる機能を開発
2021年5月27日
KDDI株式会社
オンライン上での本人確認により「+メッセージ」で本人限定のメッセージを送付できる機能を開発〜トッパンフォームズのサービスに採用、郵送物のデジタル化を推進~
KDDIは、携帯電話番号の所有者をオンラインで本人確認し、「+メッセージ」アプリを通じて企業がお客さま本人だけにメッセージを安全に送信できる「本人限定メッセージ機能」(以下 本機能)を開発し、2021年5月27日から提供を開始します。
なお本機能は、トッパン・フォームズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:坂田 甲一、以下 トッパンフォームズ)のメッセージ配信サービス「EngagePlus」を通じて提供します。
今後、KDDIではトッパンフォームズをはじめ、さまざまなパートナーとともに郵送物のデジタル化を推進していきます。
今回の共同運営により、本サービスを次世代のマーケティングツールとして利用できるよう、法人企業が有する情報を活用した「+メッセージ」「SMS」のセグメント配信などの新機能開発を行い、従来の電話番号に加えて導入企業の情報をセグメントに活用したSMS配信やデータドリブンなマーケティング施策にも活用いただけるサービスとしてアップデートします。さらに、コールセンターから過去のお客さまへのアプローチや、利用促進による売り上げ拡大などの販促コミュニケーションを、一貫性のあるシステム管理によってシームレスに支援します。
本機能の本人確認イメージ
<本機能での本人確認イメージ>
郵送コストの削減やペーパーレス化のため、ダイレクトメールなどの郵送物はEメールやアプリを通じた通知などへの置き換えが進んでいますが、金融機関やクレジットカード会社などから送付される利用明細や預金口座の残高通知などはお客さま本人にお届けする必要があるため、一般的に本人限定受取郵便などが利用されています。
本機能は、企業が顧客の携帯電話番号だけで「+メッセージ」アプリにメッセージを配信できる「KDDI Message Cast」と、KDDIの本人認証サービスである「本人確認支援サービス」を活用し、企業からお客さまに本人確認が必要なメッセージを送付する機能です。お客さまご自身によるオンライン認証(au ID認証)で、携帯電話番号に紐づく企業の個人情報とKDDIの契約者情報を照合することで、本人確認ができた場合にのみ「+メッセージ」アプリでお客さまご本人に重要なメッセージを届けることができます
KDDIでは、2020年11月に登録者数が2,000万人を突破した「+メッセージ」の基盤を活かし、パートナー企業とともに郵送物のデジタル化を推進することで、企業のコスト削減とペーパーレス化による環境負荷の低減を実現し、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献します。
(参考)
採用サービス(トッパンフォームズ「EngagePlus」)
本機能は、トッパンフォームズの「EngagePlus」を通じて提供しています。「EngagePlus」は、トッパンフォームズが提供する「+メッセージ」やSMSなどのデジタルチャネルでの通知と紙の通知を組み合わせ、顧客コミュニケーションの最適化を支援するハイブリッド配信サービスです。
詳「EngagePlus」の詳細はこちら(https://solutions.toppan-f.co.jp/solution/8785/)
「EngagePlus」については、トッパンフォームズの以下の窓口にお問合せください。
トッパン・フォームズ株式会社 総務本部広報部 TEL:03-6253-5730
「KDDI Message Cast」について
「KDDI Message Cast」は、法人企業と+メッセージ、SMSの利用者とのコミュニケーションを促進するメッセージ配信サービスです。KDDIは、2021年4月1日からKDDI Message CastをSupership株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長: 大朝 毅, https://supership.jp/)と共同運営しています。
「KDDI Message Cast」(https://info-kmc.kddi.com/)
本人確認支援サービスについて
本人確認支援サービスは、KDDIが保有するau契約者情報とパートナー企業さまの保有する個人情報を照合することによりオンラインで即時に本人確認を行うサービスです。
本人確認支援サービス(https://iot.kddi.com/services/identification/)
「+メッセージ」について
「+メッセージ」は、GSMA(注1)で世界的に標準化されているRCS(注2)に準拠したメッセージサービスです。お客さまがメッセージを送受信する相手先の携帯電話事業者を意識することなく快適に利用できるよう、携帯電話番号だけでメッセージのやりとりができるコミュニケーションを豊かにするサービスとして、携帯3社が2018年5月に提供を開始しました。
お客さまからは、「電話番号しか知らない相手とも、写真や動画、メールのようなやりとりができて便利」、「シンプルで使いやすい」、「無料のスタンプが豊富でかわいい」など、ご好評いただいています。
「公式アカウント」では、携帯3社が認証した企業や団体がアカウントを開設しています。お客さまからは、画像付きでわかりやすいメッセージや1クリックで簡単に双方向にメッセージをやりとりできることを、また企業や団体からは、携帯3社が公式アカウントを審査している安全性や、メッセージを埋もれさせず確実にお届けする安心感などを評価いただいています。
(注1)GSMA:GSM Associationの略。約800社の携帯電話事業者を中心に、220カ国・地域から1,000社以上が参加する業界最大の団体です。
(注2)RCS:Rich Communication Servicesの略。SMSやMMSの後継のメッセージサービス規格としてGSMAにより標準化されており、全世界で採用事業者が拡大しています。携帯電話番号宛てのテキストの送受信に加え、写真や動画などの送受信やグループチャットといった、リッチなコミュニケーションとして利用可能な機能を備えています。
以 上