マーケティング活動において、ユーザーにいかにWEBサイトへ来訪してもらえるかが大きな課題です。たとえ自社のサービスなどに興味を持ってもらえたとしても、商品ページや会員登録サイトに誘導できなければ次のステップに進めません。その課題を解決する方法として注目されているのがSMS(ショートメッセージ)です。

この記事では、SMS送信サービスを活用することでどのようなメリットを得られるのかご紹介します。

WEBサイトへの誘導におけるメリット・デメリット

電話でのWEBサイトへの誘導

<メリット>
オペレーターによる説明で顧客をスムーズに誘導できる
世代を問わずにWEBサイトに集客できる

<デメリット>

  • 口頭でURLを伝えようとするとユーザー、オペレーターともに手間がかかってしまう
  • 「〇〇で検索してください」と伝えても検索サイトによって表示順も異なり、サイトに辿り着けない場合がある

QRコードでのWEBサイトへの誘導

<メリット>

  • 店頭やチラシなどのさまざまな媒体を利用できる
  • URLの入力の手間がないのでユーザー負担が小さい
  • 媒体を用意すればオペレーターによる対応が必要ない

<デメリット>

  • 持っている端末にQRコードリーダー機能やアプリがない場合がある
  • QRコードの読み取り方法を知らないユーザーは対象にならない

SNSでのWEBサイトへの誘導

<メリット>

  • 認知度の向上につながる
  • 自社やブランドのファンを形成できる
  • SNSのユーザー層に合わせたターゲティングができる

<デメリット>

  • すぐにWEBサイトへ誘導するのが難しい
  • 炎上リスクへの対策をしなければならない
  • SNS広告を利用するとコストがかかる
  • 自社に合うSNSの選定が難しい
  • 複数のSNSを運用すると負担が大きい

具体的な誘導方法

SNSによるWEBサイトへの誘導では、SNSによってユーザーとの接点を作ってWEBサイトへのリンクをクリックさせます。自社の商品やサービスをSNSで紹介して、商品詳細ページや販売ページ、申し込みページへのリンクを投稿の中に入れるのが基本的なアプローチです。自社の事業やサービスに関する紹介をして、オウンドメディアへのリンクを張る方法もあります。

SNSはたくさんの情報をユーザーに伝えるのに適していません。気軽に読める投稿を通してユーザーの興味を引き、詳細な内容が記載されたWEBサイトに誘導する流れが効果的です。SNSとWEBサイトの両方のメリットを生かせる誘導方法としてよく用いられています。

チラシでのWEBサイトへの誘導

<メリット>

  • 新聞の折り込みチラシやポスティングなどのオフラインのマーケティングに使える
  • 同じチラシで紙媒体のチラシとWEBチラシによる集客導線を作ることができる
  • 年齢を問わずにターゲットを設定できる
  • クーポンなどの特典を付けて集客力を上げやすい
  • QRコードとの相性が良い

<デメリット>

  • チラシの作成コストと広告費用がかかる
  • 紙媒体ではタイムリーな情報を届けて集客するのが難しい
  • WEBサイトのURLをチラシに記載するだけではアドレス入力の手間がかかるのでユーザーを誘導しにくい
  • ユーザーがITに慣れていないとサイトアクセスを増やせない
  • 紙媒体のチラシではWEB誘導の効果測定が難しい

具体的な誘導方法

チラシを通してWEBサイトに誘導するときには媒体を選定してチラシを制作することから始めます。ターゲットに合わせ、宣伝したい商品やサービスのチラシを作成します。そして、チラシを発行できるメディアを新聞折り込みチラシやWEBチラシなどから選定して、日時を決めて広告発行の手続きを行い、WEBサイトへの集客を始めるというのが一般的な流れです。

チラシからのWEBサイトへの誘導ではURLまたはQRコードによる導線設計をします。検索キーワードを表示してユーザーにネット検索を促す方法もよく用いられています。ユーザーの誘導には、チラシを見てWEBサイトにアクセスしたいと思う要因を作ることが重要です。チラシからWEBサイトにアクセスしたときに限定クーポンを発行するといった工夫をするのがおすすめです。

WEBサイトへの誘導を行う際のポイント

WEBサイトへの誘導ではどの方法を用いる場合でも工夫が必要です。ここではWEBサイトに他の媒体から誘導するときの重要なポイントを紹介します。

定期的にWEBサイトを更新する

WEBサイトの更新はユーザーを誘導する上で重要なポイントです。検索エンジンでの自然検索によってWEBサイトに誘導するためにはSEO対策が必要です。検索上位に表示されるようになると、ユーザーが自分で選んでWEBサイトにアクセスする流れができます。更新されていないWEBサイトは順位が低くなりやすいので注意が必要です。

電話やSNSなどを通してWEBサイトに誘導するときにも、WEBサイトが更新されていないとユーザーが魅力を感じません。古いコンテンツばかりで更新されていないとユーザーが興味を失います。WEBサイトへの誘導に成功した後、ユーザーが継続的にアクセスしてくれるようにするためにも定期的にWEBサイトを更新することが大切です。

WEB広告を配信する

WEBサイトへの誘導ではWEB広告が効果的です。SEO対策やSNSとは違って即効性があるのがWEB広告の特徴です。ファン形成の取り組みを継続せずとも広告費用をかけるだけでWEBサイトへの集客につなげられます。自社の商品やサービスの性質を踏まえて、適切なWEB広告を選んで運用すると高い費用対効果を得られます。

WEB広告は基本的に運用型広告なので配信するときには効果測定をして改善を進めることが重要です。WEB広告の配信先やターゲットの設定、キーワード選定などのさまざまな角度から最適化する必要があります。運用が安定すれば、WEBサイトへの誘導が安定的にできるだけでなく、認知度の向上を通してSNSなどによるWEB誘導も効果が上がりやすくなるメリットがあります。

こまめにアクセス解析・改善をする

WEBサイトのアクセス解析をしてPDCAサイクルを回すことも重要です。WEBサイトへの誘導の導線ごとに評価をして、効果を上げられるように工夫をしながら施策を進めましょう。集客導線になっていない媒体は諦め、ユーザーの誘導に成功している広告にコストをかけると集客力が上がります。

WEBサイトへの誘導ではコストを削減していくことが理想的です。検索エンジンからの自然流入が増加したら、WEB広告の予算を減らすのも賢い方法です。SMSのように低コストでユーザーにアプローチしやすいサービスを活用して集客力を高めることもできます。費用対効果の高さを定期的に確認して、成果につながる方法を選び出しましょう。

WEBサイトへの誘導でSMS送信サービスを活用するメリット

WEBサイトへの誘導にはSMSの活用が効果的です。SMSはユーザーの電話番号を宛先として短いテキストを送信できます。簡単な商品やサービスの紹介とWEBサイトのURLをまとめて送ることが可能です。SMS送信サービスを利用すれば顧客リストを作って一斉送信することもできます。SMSはすぐに見てくれる可能性が高いのも特徴です。ここではWEBサイトへの誘導でSMSを活用するメリットについてまとめました。

URLをタップするだけで誘導できる

  • SMSならURLを送信できるので、URLの入力や検索をする必要がなく、ユーザーの心理的なハードルが低くなります。
  • SMSは開封率・到達率が高いので、メールのように読まれなかったり迷惑メールに分類されてしまったりするリスクも下がります。

短縮URLで効果計測も可能

  • URLにパラメータをつけることで、SMSから誘導できた人数を把握することも可能になります。
  • パラメータをつけた長いURLも短縮URLの機能で最小限の文字数で送信できます。

短縮URLに関する参考記事はこちら
短縮URL機能とは?

アンケートサイトにも誘導できる

  • アンケートサイトのURLを送ることでユーザーの気持ちを知ることができます。
  • オペレーターへの評価や商品への感想などユーザーの気持ちを知ることで、今後のサービス向上につなげられます。

法人向けSMS送信サービスなら「KDDI Message Cast」

KDDI Message CastはSMSによるWEBサイトへの誘導に有用なサービスです。DX推進にも活用されているSMS送信サービスで、Salesforceなどのシステムとの連携機能も搭載されています。AIによるユーザー分析を併用してターゲティングするといった工夫もできるなど、他のシステムとのAPI連携に広く対応しています。WEBサイトへの誘導方法としてSMSを導入するならKDDI Message Castをぜひご検討ください。