住宅展示イベントでのSMS(ショートメッセージ)活用について
SMS(ショートメッセージ)は到達率や開封率の高さから、さまざまな業界にて多様な用途で活用が広まっていますが、不動産業界での活用も進んでいます。
この記事では、不動産業界の中でも住宅展示イベントにおけるSMS活用の事例をご紹介します。
目次
住宅展示イベントで課題となっていること
不動産業界において、住宅展示イベントの開催は、顧客との接点を作る上で非常に有効な手段となっています。
お客様は、実際に住宅展示イベントに足を運び内覧することで物件のイメージが湧きやすく、接客スタッフと対面で悩みや相談を重ねることで信頼関係を構築し、購入に結びつきやすくなります。こうした住宅展示イベントの開催においても、以下のようにさまざまな課題が見受けられます。
- 住宅展示イベントの案内を電話や郵送、メールなどで連絡しているが、なかなか電話に出てもらえなかったり、郵送、メールに関しては実際に見てもらえているかわからない状況。既存ツールを活用しながら、さらに効果的なコミュニケーションツールを常に模索している。
- テレビ、新聞など広告投下により大きな反響はあるものの、莫大な販促費も必要となるため、毎回広告展開を行えるわけではない。また、展示場は全国ではなく特定エリアでの開催となるため、エリアに限定した広告や訴求も併用で行う必要があり、制作費や配送費などのコストも膨らむ傾向にある。
- 住宅展示イベントは事前登録なしで入退場自由のケースも多く、事前の来場予測が立てにくいため、当日の接客スタッフの人数調整や、販促物(来場者プレゼント、冊子、アンケートシートなど)の部数調整など、来場者と対応コストのバランス管理が難しい。
また、コロナ禍特有の悩みや課題もあります。
- コロナ禍においては、実際に来場いただくことが難しかったり、一度の来場人数に制限を設ける必要があるため、日時調整に割く工数が発生している。事前予約サイトを構築しているが、サイトへ効率的に誘導する手段を模索している。
- お客様との長時間の対面接客は控える傾向にあり、伝えられる情報量に限りがあるため、それを補完する情報媒体が必要になってきたり、見込客に対して確実に次の情報を届けるためのツールが必要になってきている。
- オンラインによる展示会や内覧など、新たなコンテンツを準備したが、そこへの集客手段を模索している。郵送の場合、サイトのQRコードを読み取る必要があったり、電話ではサイトURLをお伝えするのは不便。メール送信も可能だが、開封率が低く、来場数やPV数の伸び悩みも課題。
こうした課題に対してSMSが有効である理由
これまでは郵送や電話、メールが連絡手段の主流でしたが、近年は様々なコミュニケーションツールが存在しています。
住宅展示イベントにおいても、これまで既存コミュニケーションツールを活用してきましたが、お客様に伝えたい情報を確実に届けたり、対面コミュニケーションを補完するツールとして、SMSがその役割を担いはじめています。
住宅展示イベントでの具体的なSMS活用事例
住宅展示イベントにおけるSMSの活用事例としては、以下のような具体例があります。郵送やメールなど既存コミュニケーションと併用もしくは代替しながら、展示会の案内や予約日時のリマインド、お礼や補足情報への誘導などに活用されています。
住宅展示イベントの案内
これまで郵送やメールで告知していたイベント情報ですが、埋もれて見落とされていたケースなどもある中、SMSではそうした反応がわからなかった人に対しても有効で、新たなお客様の来場を促すきっかけになります。SMS送信サービスに具備されている変数機能を活用すれば、お客様ごとに名前を変更して配信するなどプレミアム感を演出することも可能です。また、来場予約サイトのURLをSMS内に表示することで、予約画面に誘導することも可能です。(URLが長い場合は、短縮URL機能で、URLを短くすることができます)
予約日時のリマインド
上記、お客様の来場日時が決まったら、SMS経由で来場日時の前日にリマインドを送ることが可能です。コロナ禍においては来場時間まで指定することも多く、事前にリマインドを送ることで、お客様が異なる時間に来場し待たせてしまったり、対応におけるオペレーションコストも削減できます。
キャンペーン、お得な情報の発信
来場後はお礼をSMSで送ることもでき、対面接客では伝えきれなかった情報やサイトURLもお送りすることが可能です。次回ステップがあればそちらの案内やリマインドとしても活用できます。
また、一定期間経過後も次回の展示イベントやお得な情報をお送りすることも可能です。短文ではありますが、伝えたい情報を確実に届けるツールとしてご利用いただけます。
住宅展示イベントでのSMS(ショートメッセージ)活用についてのまとめ
SMSは、イベント案内や予約リマインドだけでなく、定期的な情報提供の手段として大変有効です。
既存コミュニケーションツールとの併用や代替としてぜひご活用ください。