メールマガジンは、メールマーケティングにおける代表的な手法の1つです。メール配信の許諾を得た顧客に対し、商品やサービスの案内、キャンペーンの告知、コラムなどのコンテンツをメールで送信することで、効率的に自社製品やサービス、イベントなどをお知らせできるのが大きな利点といえます。しかし、せっかく送ったメールマガジンが開封されないまま、読んでもらえないといった課題を抱えている運用担当者も多いのではないでしょうか?

そこで、本記事では、SMS送信サービスを活用したリマインドにより、メールマガジンの開封数を改善することができるのか、実際に検証してみた結果をご紹介します。

メールマガジンにおける“開封数”と“クリック数”の課題

  • メールマガジンの“開封数”に伸び悩んでいる
  • メールマガジンは開封してもらえるが、文中に記載したURLをクリックしてもらえない
  • “クリック数”が増えないことで、メールマガジン経由でのコンバージョン(お問い合わせやお申し込みなどの成果)に繋げることができていない

メールマガジンの開封数/開封率についての詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。
メールマーケティングにおけるメルマガの開封率とは?開封率を上げるコツも解説

実証実験の概要

メールマガジン未開封者に対するリマインドSMSの送信

(実施日:2023年5月)

  • 「メールマガジンのみ配信」と、「メールマガジン配信後にSMSで配信があったことをリマインド」した場合の2パターンで検証(サンプル数200名ずつで検証)
  • メールマガジンの配信リストの母数は同数、抽出条件はランダム
  • 初動数値(メールマガジン配信から1日後時点)と、配信から5日後時点での開封数ならびに流入数に変化が起きるのかを比較

文面サンプル

実証実験の結果

「メールマガジンのみ配信」と「メールマガジン配信後にSMSで配信があったことをリマインド」2パターンの数値比較

(効果計測期間:2023年5月、サンプル数200名での数値変化)

  • 開封数
    メールマガジンのみの場合:初動数値と配信から5日後の数値:変化なし
    SMSでリマインドした場合:初動数値と配信から5日後の数値:変化あり、8%増加
  • クリック数
    メールマガジンのみの場合:初動数値と配信から5日後の数値:変化なし
    SMSでリマインドした場合:初動数値と配信から5日後の数値:変化あり、50%増加
  • メールマガジンに記載した遷移先ページの数値変化
    クリック数:SMS送信後、クリック数が60%増加
    平均ページ滞在時間:SMS送信後、およそ21秒増加

Googleアナリティクス、HubSpotでのデータ計測による数値変化。
メールマガジンのみの場合、開封率・クリック率ともに初動数値からの変化は見られなかったが、SMSでリマインドしたところ開封率は8%増加、クリック率も50%増加した。
またメールマガジンに記載した遷移先ページの数値変化についても、SMS送信後にクリック数が60%増加し、平均ページ滞在時間もおよそ21秒増加しており、遷移先の記事をしっかりと読んでもらうことに成功した。

まとめ

メールマガジンを送信した旨をSMSでリマインドすることで、開封数やクリック数を向上させることができました。さらに副次的効果として、メールマガジンに記載した遷移先ページにもポジティブな影響を与えることにも成功しています。
その他、WEBアンケートの回収率向上を目的に、メールによるWEBアンケート送信時に未回答者だった方向けにSMSによる回答依頼を実施したところ、アンケートの回収率が向上しており、SMSによるリマインドメッセージの送付は効果的な活用方法の1つだと言えます。
「メールマガジンの効果を改善したい」「メールで送付した内容に対してリアクションをしてほしい」といった課題をお持ちの方は、SMS送信サービスの活用を検討してみてはいかがでしょうか?

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メールマガジンやメールの配信効果向上を目的に、リマインドメッセージをSMSによって送れるようにしたいと考えたときにおすすめなのが「KDDI Message Cast」です。法人向けSMS送信サービスとして安価で高品質のサービスを提供しています。配信日時を設定して自動でリマインドメッセージを送信することも、たくさんの顧客に一斉送信することもできる便利なSMS送信サービスです。リマインドメッセージの効果を上げつつ、コストも抑えられるのでぜひ「KDDI Message Cast」のSMSサービスを活用してみてください。

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