SMSのコストは?サービスの選び方や、コスト面のSMSの利点を解説!

SMSを利用するときにはコストがかかります。個人で使用するときと法人が活用するときではSMSのコストに違いがあることをご存じでしょうか。法人がSMSをビジネスに応用する際にはSMS送信サービスを利用するのが一般的です。サービスを利用するときにはコストがどのくらいかかるのかが気になるでしょう。この記事ではSMS送信サービスのコストに着目して、サービスのメリットやデメリット、選び方のポイントをご紹介します。

SMSのコストはどれぐらい?

SMSのコスト【個人】

SMSを個人で利用するときにかかるコストをまずは確認しておきましょう。SMSを個人で送るときにはスマートフォンやフィーチャーフォンなどから個別に送信するのが一般的です。このときにかかるコストは70文字以下の短いメッセージの送信なら1通あたり3円というのが典型的なっています。SMSは送信側がコストを負担し、受信側は無料という仕組みです。

近年では670文字まで対応しているケースもあります。文字数によってコストが変わる仕組みになっていて、文字数が増えるほどSMSの送信コストは上がっていきます。134文字までは6円、201文字までは9円、268文字までは13円、335文字までは16円、402文字までは19円です。このように67文字ごとにコストが3円から4円ずつ高くなっていき、最長の670文字になると1通あたり33円になります。

SMSのコスト【法人】

SMSを法人が送るときには個人と同じようにスマートフォンやフィーチャーフォンから個別送信することもできます。この場合には個人の場合とコストは同じで、3円から33円が文字数に応じてかかります。法人がSMSを受信するときにも無料で、送信先にコストの負担を強いることもありません。

ただ、法人がSMS送信をするときには多数のユーザーをターゲットにすることが多いため、一般的にはSMS送信サービスを契約して利用しています。SMS送信サービスは業者によって料金体系が異なるため、コストを比較して選ぶのが重要です。一般的には1通のSMS送信にかかるコストは8円から20円程度になっています。SMS送信サービスでは従量料金の他に、導入コストや月額料金がかかることもあるため、サービスを比較するときには注意が必要です。

▼SMS(ショートメッセージ)の送信料と受信料について
https://sms.supership.jp/blog/sms/post-160/

SMS送信サービスとは

法人がよく利用しているSMS送信サービスとは国内または海外の電話回線を利用してSMSを送信できるサービスです。基本的にSMSは携帯電話番号を宛先にして、携帯電話から1通ずつ送信する仕組みになっています。しかし、法人が利用するときには多数のユーザーに一斉送信したいケースが多いでしょう。

SMS送信サービスでは携帯電話からでもパソコンからでもまとめて多くのユーザーにSMSを送信できるのが特徴です。また、誤送信を防止する機能を付けたり、セキュリティ対策を講じたりするなど、法人が安全に使用できるように配慮されています。

▼SMS(ショートメッセージ)送信サービスとは
https://sms.supership.jp/blog/sms/sms_soushin_service_towa/

SMSはコスト面からメールよりも優れている

SMSは送信すると1通ごとのコストがかかるため、メールよりもコスト面で劣っていると思われがちです。しかし、実際に運用してみるとメールに比べてSMSはコストパフォーマンスが高いことがわかります。

確かに送信コストはSMSの方が高いですが、送信する情報の作成コストはメールの方が高くなります。SMSは短いメッセージで端的に情報を伝える方法なのが特徴で、クーポンやキャンペーン情報へのリンクを貼るなどの工夫をするのが一般的です。メールの場合には内容を充実させて、そのメールを読めば伝えたいことをすべて理解してもらえるようにする必要があります。魅力がなければ最後まで読んでもらえないので制作コストがかかりがちです。

また、SMSとメールでは開封率に大きな違いがあります。SMSは開封率が80%以上あるのに対して、メールでは10%前後しか開封されていません。たくさん送信してもメールでは情報がユーザーに伝わりにくいのが問題点です。圧倒的な開封率の高さを誇っているSMSを使用して情報を伝えた方が高いコストパフォーマンスを得られます。

SMS送信サービスを利用するメリットとは

SMSの送信結果を集計して分析できる

SMS送信サービスのメリットとして大きいのは、SMSを送信した結果を集計できることです。SMS送信サービスは一般的にユーザーに到達したか、URLをクリックしてもらえたかといった情報を集計できる機能が搭載されています。管理画面からさまざまな情報を取得し、集計して分析できるのでコストパフォーマンスを上げやすいのがメリットです。定期的に送信結果を分析していれば意味のあるSMSだけを送信できるようになります。

SMSの一斉送信ができる

SMS送信サービスは多数のユーザーに対してSMSを一斉送信できるのがメリットです。個別送信ではユーザー一人一人に対してSMSを送信しなければなりませんが、SMS送信サービスを利用すれば宛先リストを作っておくだけでまとめて送信できます。SMSは電話番号宛に送信すれば良く、了承を得られているユーザーの電話番号リストをそのまま活用してSMSによる情報送信を一括しておこなえるため、効率性が高いのが魅力です。

送信内容を定式化できる

SMS送信サービスを利用するとSMSで送信する内容や宛先を定式化できます。ユーザーの年齢や性別、住んでいる地域や購入履歴などの属性情報に基づいて、SMSの配信先とするかどうかを自動判定できる機能があるシステムが多いからです。送信するSMSの内容に応じてユーザーを自動選択できるため、レスポンス率の高いユーザーをターゲットにしてコストパフォーマンスを上げられるのがSMS送信サービスのメリットです。

長文のSMS送信に対応している

SMS送信サービスは長文のSMSを送信できるケースがほとんどです。基本機能としてはSMSでは70文字以下でなければならず、機能拡張されている機種でなければ670文字ものSMSを送ることはできません。SMS送信サービスでは660文字くらいの長文SMSを送れる仕組みになっていることが多く、たくさんの情報を盛り込んでユーザーにアプローチすることができます。URLを記載するときには長くなりがちなので有用性が高いサービスです。

充実したサポートを受けられる

SMS送信サービスはサポート体制が整っていて安心してSMS送信を運用できるのがメリットです。誤配信を防止するための監視体制を整えていたり、管理画面の利用方法がわからなかったときに問い合わせをして確認したりすることができます。サービスによってどのくらいのサポート体制が整えられているかは異なりますが、ユーザー企業を重視している業者では24時間体制で365日いつでも対応するサポートを用意しています。

SMS送信サービスを利用するデメリットとは

個別送信よりもコストが上がる

SMS送信サービスを利用するとSMSを個別送信するのに比べてコストが上がることが多いのがデメリットです。SMS送信サービスでは初期費用と月額費用が掛かることが多く、さらに1通ごとに送信コストを負担しなければなりません。SMS送信サービスでは1通あたりのコストも8円から20円くらいが相場なので、短いSMSを個別送信するのにかかる3円に比べるとかなり大きなコストがかかってしまうのがデメリットです。

比較と契約の手間がかかる

SMS送信サービスを利用するときには手間がかかるのもデメリットです。SMS送信のサービス業者が増えていて、それぞれが独自のサービスを提供しています。サービスの内容やコスト面などを比較するだけでもかなりの手間がかかり、契約して利用開始するまでに月日がかかることは否めません。コストパフォーマンスを最大限に上げようとするとすぐに契約先を決められず、なかなか運用を始められないのが問題になる傾向があります。

メッセージの工夫をする負担が発生する

SMS送信サービスによってSMSの一斉送信をするときにはメッセージの工夫をしないとコストパフォーマンスが上がらないのがデメリットです。文字数が限られているので、伝えたい内容をメッセージにすべて含めるのは難しいでしょう。リンク先のサイトを作成して詳細な内容を解説したり、クーポンを提供したりするなどの工夫が必要です。SMS自体の作成にはあまり手間がかかりませんが、別コンテンツの作成のためにコストがかかることがあります。

SMSサービスを選ぶポイント

1通あたりの料金

SMS送信サービスはコスト面を考慮して1通あたりの送信料金について十分に比較検討して選ぶのがポイントです。ほとんど同じSMS送信ができるサービスでも1通あたりのコストが違うことがあります。たった1円の違いだったとしても月に1万通送ったら1万円もコストがかわります。少しでもSMSの送信コストが安いサービスをまずは選び出し、他の観点も加味してより良いSMS送信サービスを契約するのがおすすめです。

初期費用と月額費用

SMS送信サービスのコスト面を考える上では1通あたりの料金だけでなく、固定でかかる初期費用と月額費用も考慮するのが大切です。初期費用や月額費用は無料になっているSMS送信サービスもあります。しかし、初期費用が何万円もかかったり、SMSの送信数にかかわらずに月額費用がかかったりするケースもあるので気を付けましょう。SMS送信の従量料金だけで判断せずにトータルで安いサービスを選ぶのがポイントです。

送信できるSMSの文字数

SMS送信では利用用途に応じて送信できる文字数が重要になります。SMS送信サービスを比較するときには必要な文字数のSMSを送信できるサービスを選ぶのが大切です。目的によっては70文字以下でも十分なこともありますが、メッセージに短縮URLを添えるだけでも70文字を超えてしまうことはよくあります。600文字以上の送信ができると汎用性が高く、SMS送信サービスをうまくビジネスに活かすことができるでしょう。

一斉送信などの機能

SMS送信サービスは機能面を重視して選ぶのが肝心です。SMS送信サービスを利用するメリットは一斉送信ができたり、送信結果を分析したり、分析した内容を活かして自動化したりすることができる点です。機能面を十分に比較して、必要十分なサービスが備わっているSMS送信サービスを選びましょう。管理画面の使いやすさも考慮すると使い勝手が良くなるため、試用期間が設けられているサービスでテストするのがおすすめです。

接続方法の違い

SMS送信サービスは接続方法について気を付けて選ぶのがおすすめです。国内直収に比べると国際キャリアの場合には到達率が低くなってしまいます。国際キャリアの方がSMSの送信コストは安いことが多いものの、コストパフォーマンスで考えると国内直収の方が高くなるのが一般的です。SMSはユーザーへの到達率の高さが大きなメリットなので、サービスを比較するときには接続方法も意識して決めた方が良いでしょう。

API連携への対応

SMS送信サービスはAPI連携の有無を重視して選ぶのがポイントです。API連携ができるサービスの方がSMS送信の拡張性が高いのがメリットです。ユーザーによるSMSの既読状況をチェックしたり、マーケティングオートメーションと連携させたりすることができます。自社で運用しているシステムとの連携も取れると便利なので、SMS送信サービスを検討するときには業者に問い合わせて連携しやすさも確認すると良いでしょう。

セキュリティ対策

SMS送信サービスを利用する上ではセキュリティ面についても意識した方が良いでしょう。SMSそのもののセキュリティの高さは優れていますが、サービスについてもセキュリティ対策ができていないとトラブルの原因になりかねません。システムの安全性についてはわかりづらい場合もありますが、誤送信防止の監視体制を整えているなど、工夫をしてセキュリティ対策を整えているサービスなら安心して利用できます。

サポートの充実度

SMS送信サービスはサポートの充実しているところを選ぶのが安全策です。サポートが受けられないと契約したサービスのメリットを最大限に活かすことができません。搭載されていても使い方がわからない機能があるようでは無駄に高額なサービスと契約してしまっているかもしれません。いつでも気軽に問い合わせができるサポート体制があるのは魅力的です。トラブル発生時の対応も早いと期待できるため、安心感のあるサービスとも捉えられます。

まとめ

SMSのコストは個人でも法人でも個別送信するときには文字数に応じた料金が発生しますが、SMS送信サービスでは1通あたりのコストが定額になっているのが一般的です。多数のユーザーに一斉送信でき、送信結果を集計して分析できることからコストパフォーマンスの高い運用ができます。KDDI Message CastではAPI連携が可能で国内直収接続もしているなど、メリットの大きいサービスを提供しておりますので、SMS運用の際にはぜひご検討ください。

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