SMSとDMやLINEそれぞれのメリット・デメリットは?違いを解説!
SMSはDMよりも効果が上がるのかがわからず、本格的に送信サービスを導入するかで迷っている方もいるでしょう。SMSだけでなくIT活用によって情報を伝える方法としてLINEも注目されるようになりました。SMS・DM・LINEにはそれぞれメリットもデメリットもあります。この記事では情報送信の手段として適しているツールを取り入れられるようにするために、SMS、DM、LINEの違いについて詳しくご紹介します。
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目次
DMの主なメリット
年齢層を問わずに読んでもらえる
DMは郵送した手紙によってユーザーにアプローチする方法で、インターネットが登場する以前から広く活用されてきました。若い世代はIT活用に慣れているのでSMSやLINEなどのネットワーク経由の情報に慣れています。しかし、高齢者層になるとインターネットに不慣れなことも少なくありません。DMは紙媒体で手元に届くことから、年齢層を問わずに読んでもらえる情報伝達手段として優れているのが魅力です。
特別感を与えやすい
DMは受け取ったユーザーに特別感を与えやすいのがメリットです。住所を知っていなければDMを送れないからです。地域限定郵便なども登場していますが、宛先が明記されているかどうかで自分に送られたものか、不特定多数の人に送ったものかは判別できます。DMは自分宛に送付されたものなので、他にはない特別な内容が含まれているのではないかと期待してもらえるのが魅力的です。
情報量を充実させられる
DMは情報をたくさん盛り込める点が優れています。DMには文字情報だけでなく図表を使用したり、イラストを盛り込んだり、写真を入れたりすることができるからです。封書なら複数の資料を入れることもでき、商品の購入申込書やサービスの契約申込書なども送付できます。情報量を充実させられることでユーザーからの満足度も向上させやすく、価値の高い情報配信の手段にできるのがDMのメリットです。
DMの主なデメリット
読まずに捨てられるリスクが高い
DMは開封して中身を見てもらえればたくさんの情報を伝えられます。しかし、宣伝広告のDMで自分にとって特に必要なものではないと思われてしまうと読まずに捨てられてしまうリスクがあるのがDMのデメリットです。はがきのDMなら一目で内容を見てもらえる可能性がありますが、封書の場合には全く読んでもらえないこともあります。情報が確実に伝わるとは限らないのがDMを使用する際に押さえておく必要がある注意点です。
コストと時間がかかる
DMは送付するのにコストも時間もかかるのがデメリットです。DMの郵送料金は少なくとも6円かかります。さらに郵送する資料の印刷コストもかかり、資料を作成するのにもかなりの時間と費用がかかるのが一般的です。むやみに情報量を増やすと読んでもらえないリスクが高くなるため、端的に内容をまとめて資料を作り上げる必要もあります。企画を始めた時点から送付に至るまでにかなりの時間がかかるのが問題点です。
誤送付が起こることがある
DMは郵便を利用してユーザーに配達してもらうのが通例です。住所と宛名を記入して送信しますが、誤送付が起こることもあるのがデメリットとして知られています。郵便配達は人の手によっておこなわれているため、間違って隣の家のポストに入れてしまうこともあるのが問題点です。また、住所変更の連絡がなく、転送手続きもしていなかったために誤って他の人に届けられてしまうこともあるので注意が必要です。
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SMSの主なメリット
到達率も開封率も高い
SMSはユーザーへの到達率が高く、開封してもらえる可能性も高いのがメリットです。SMSは電話番号を宛先として送付するのが特徴です。ナンバーポータビリティーを利用できるようになったことで電話番号をずっと同じにしているユーザーが多く、本人に届く可能性が高くなっています。自分宛の連絡だという認識をしてもらえるため、SMSは開封率も高い点が優れています。伝えなければならない情報があるときにはSMSを使うのが効率的です。
送信単価が比較的低い
SMSは送信単価がDMに比べると低いのがメリットです。SMSは個別送信をするときには3円から送信できます。SMS送信サービスを利用するときにも10円くらいから送れるので、はがきや封書を送るのに比べるとはるかに安上がりです。メールは無料で送れますが、フリーメールでない場合には月額数百円くらいかかることもあります。SMSでもフリーメールのように月額費用がかからないサービスがあるため、費用を押さえて運用することが可能です。
電話番号のみで送信できる
SMSは送信先の携帯電話番号があれば送ることができます。営利目的でのSMSの送信には事前承諾が必要ですが、料金の支払いを督促する目的で連絡したいときなどには、電話番号を使ってすぐに送ることが可能です。携帯電話番号はずっと同じ番号を使う人が多くなったため、一度取得したらいつまでもSMSを送り届けられます。ユーザーがアプリをインストールする必要もなく受信してもらえるため、携帯電話を持っているユーザーなら届く可能性が高いのも魅力です。
SMSの主なデメリット
情報量を増やしにくい
SMSはテキストしか送信できず、文字数も制限されているので情報量を増やしにくいのがデメリットです。画像や動画などを添付することも、二次元コードを載せることもできません。URLを記載することは可能ですが、アクセスする魅力をメッセージで伝える必要があります。SMSでは標準の70文字以下では情報を伝えきれないため、SMS送信サービスを使って660文字くらいまで送信できるようにしているケースが多くなっています。
件名の設定ができない
SMSでは件名を付けて送信することができないのがデメリットです。キャリア独自のメールアドレスを利用するMMSを使用すれば、メールと基本的に同じなので件名を付けられます。しかし、SMSを送るときには送信者の番号しか表示されません。メールのように魅力的な件名を付けて開封してもらおうとすることはできないので気を付けましょう。ただ、SMSはもともと開封率が高いため、件名で工夫をせずともメッセージを読んでもらえることが期待できます。
ターゲット層が限定される
どの方法でも問題になることではあるものの、ターゲット層が限定されるのはSMSのデメリットです。携帯電話の保有率が高くなったとはいえ、誰もが持っているわけではありません。特に高齢者層は携帯電話を持っていなかったり、電話を受けることができるだけで、SMSの使い方を知らなかったりする場合もあります。DMに比べると高齢層にアプローチしづらいのはSMSを利用する際の注意点です。
LINEの主なメリット
若い世代を狙いやすい
LINEはユーザーの年齢層が低いことから、若い世代を狙って情報を発信できるのがメリットです。LINEは10代や20代から利用していることが多く、登録してもらえれば一斉にメッセージを送信することもできます。チャット形式でインタラクティブなコミュニケーションツールとしても使える点も魅力でしょう。メッセージのやり取りの仕方としてプライベートでも使っている人が増えているため、気軽に受信してもらえるのもメリットです。
画像やスタンプを使える
LINEはテキストだけでなく画像やスタンプを使ってデザインしたメッセージを送れます。テキストも1万文字まで書くことができるため、情報量の多いメッセージを送信できるのがメリットです。特にLINEではスタンプ機能がよく活用されています。スタンプに意味を込めてメッセージを仕上げることにより、伝えたいイメージを直感的に感じ取ってもらうことが可能です。画像も併用するとさらに印象によるメッセージを伝えやすいのが魅力です。
コストが低い
LINEは送信コストが低いのがメリットです。LINEはメッセージを送信するのにコストがかかりません。DMのように印刷コストもかからない魅力があります。送信するメッセージの長さやスタンプを使うか、画像の添付をするかなどによって料金が発生することもありません。LINEアカウントの登録にも、グループの作成にも費用がかからないため、LINEを使うとメッセージを送る際に負担する費用はゼロにできます。
LINEの主なデメリット
同時送信数に制限がある
LINEは同時に送れるメッセージの送信先の数に制限があります。情報の一斉送信をしたいときには個別のLINEアカウントにメッセージを送るのではなく、グループを作成してユーザーに登録してもらうことが必要です。LINEのグループは自分自身を含めて500人のユーザーに限定されています。500人以上にメッセージを一斉送信したいときには、複数のグループを作成してそれぞれに同じメッセージを送らなければなりません。
セキュリティの懸念がある
LINEでメッセージを送るときにはセキュリティ面を懸念する必要があります。LINEのメッセージはIDとパスワードがあれば本人以外でも見ることが可能です。フィッシング詐欺などによってアカウント情報が漏洩してしまうと、送信したメッセージが本人以外に見られる可能性があります。送信先のユーザーに関する個人情報を送信したり、本人確認の目的で利用したりするにはリスクがあるので、メッセージの内容には注意が必要です。
長期的なフォローが難しい
LINEではユーザーを長期的にフォローするのが難しいのがデメリットです。LINEを使ってメッセージを一斉送信するにはグループに入ってもらう必要がありますが、グループからは出ていくことが簡単にできます。自分にとって有用な情報がないと思ったユーザーはグループから出て行ってしまうでしょう。長期的にフォローするには個別のアカウントを見ていかなければならないため、大きな負担がかかるのが問題点です。
SMSの方が他の方法よりも適しているケースとは?
SMSが他の方法と比べて適しているのは情報の到達率やメッセージの開封率の高さを有効活用できるケースです。本人認証の目的で使用するときには適した方法でしょう。また、サイトへの誘導をしたいときであればURLを記載して簡単な説明をするだけで良いため、SMSで端的に伝えるのが効果的です。短いメッセージでのコミュニケーションが重視される世の中になったため、SMSの文字数の少なさはユーザーの印象が良くなることにつながります。
DMの方が他の方法よりも適しているケースとは?
DMは印象を重視して情報発信をしたいときに向いています。写真やイラストなどを使い、カラーも駆使して視覚的なアピールをしやすいのがDMのメリットです。また、DMでは商品のサンプルなどを同時に送付することもできます。開封してもらえるのが前提になりますが、中身を見てもらえたときには効果的なアピールが可能です。年齢層を問わずに見てもらえることから、ターゲットの幅が広いときにもDMを使うのが適しています。
LINEの方が他の方法よりも適しているケースとは?
LINEは主に若い世代をターゲットにしてコミュニケーションを取りたいときに適しています。LINEは日常的なコミュニケーションツールとして用いられているからです。LINEで情報発信をするとレスポンスを得られる可能性が高く、情報の双方向性があります。一方的な情報伝達ではなく、ユーザーからの反響を手に入れたいときにはLINEが適しています。メッセージもフランクで良いことから、気軽なコミュニケーションツールとして優れているのがLINEです。
まとめ
ユーザーへのアプローチ手段として昔から用いられているDMは年齢層を問わずに膨大な情報を伝えられるメリットがあります。しかし、情報化社会となった現代では即時性があるSMSやLINEも重要なツールになりました。特にSMSはセキュリティ性も高く、ユーザーのフォローもしやすいことから注目度が高まっています。KDDI Message CastではSMSのメリットを最大限に生かせる送信サービスを提供していますので、運用の際にはぜひ導入をご検討ください。
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本書のポイント
本書から一部抜粋
- ビジネスシーンにおけるSMSの利用推移(2025年には〇〇億通まで拡大が予想)
- 代表的な導入業界や利用用途の紹介
- 従来の連絡手段(E-mail、DM、電話)とSMSの比較効果(コストなど数値を交えてご紹介)
- 各ツールごとでのメリットとデメリット
- 実際の導入事例(利用用途に加え、導入前の課題と導入後の効果をご紹介)